祇園祭中に仕入れ先が開く展示会が京都であり、そのご案内をさせていただくと、関西方面の方から足を運びたいとの連絡がありまして、本日日帰りで京都にへ行って来たところです。
京都の祇園祭は宵々山で、午前中はさほど混雑するようなことがありませんでしたが、
午後になるとこの混み具合。
私には苦手な環境といえます。
少し中に入ると金魚すくいに子どもたちが群がっていて、個人的には懐かしい縁日風景が味わえるこんな空間が好きです。
祇園祭の空気に少しだけ触れただけで、今日の目的は仕入先での展示会。
こちらがご来展されたお客様をお迎えさせていただく、京都市指定有形文化財・小堀遠州屋敷となります。
祇園祭は別名屏風祭りとも呼ばれていて、しまってある屏風を虫干しも兼ねてお披露目をするそうなんですね~
このお部屋で冷茶をいただく訳ですが、外の祇園祭が「動」ならば、こちらの空間は「静」で、異次元の世界と言えるでしょう。
庭の緑に癒されるところがあって、さすが京都って感じが致します。
本日は午前中に京都からのお客様があり、午後は大阪からのお客様。
いずれも充分なおもてなしができずに終わってしまって、後ろ髪を引かれる思いでいますが、皆さんお着物姿でとても素敵でした。
商いは褒められるものではありませんでしたが、何度か京都でお会いしたことのあるお客様から、私に手渡されたものがありましてね~
手ぬぐい2点と団扇2点、そして俵屋吉富の季節限定の「祇園お囃子」というお菓子。
手ぬぐいはSOS・SOS×京都造形芸術大学とのコラボで作られた「福だるま」と「青海波風豆腐づくし」で、団扇は、洋服の生地から着物を作っていらっしゃるショップで手にされたものだそうです。
どちらも和の中に新しい感性が息づいていて、お洒落な感じが致します。
そのお客様は私のブログを見て下さっていて、店作りにヒントになる考え方やお客様との関係性の切り口を京都文化の中から探し出してアドバイスしてくださるお客様で、その心遣いに感謝している次第です。
ありがとうございました。
賑やかな環境から離れて、奥ゆかしい時間を過ごしてきた一日でした。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。