人類の健康を脅かす新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあるのか、来客数が伸びることはなく、この時期職場の同僚などに贈るプレゼントを選びに来られる方が目に付くのですが、今年は例年よりも少ない感じがします。
他にも問題があるのかもしれませんが、毎日テレビからは、危険なコロナウイルス拡大の話題が伝えられていて、社会の空気は訪れた春の喜びよりも、コロナ騒動のストレスを溜めた重たい空気に押しつぶされていて、元気を失っているのではないでしょうか?
この重たい空気はいつまで続くのでしょう。
ダイレフトに影響を受けている訳ではありませんが、廻りまわってこの仕事にも影響が出て来ることを考えておかなばなりません。
「転ばぬ先の杖」という格言がありますが、どうしたらいいのでしょう。
考えさせられます。
身を守るということは最も大切なことかと思いますが、その事ばかりに気を取られないで、もっと楽しいことや心が豊かになることを考えて、喜びに替えられるものを伝えていくことが、今の社会を明るくしていけるのではないないでしょうか?
だからそれぞれのポジションで、明るい話題を作り出していかなければならないのです。
そんなことを自分に言い聞かせています。
そろそろ卒業式も終わりに近づいていまして、お召しになられた着物のメンテナンスをお持ちになられるお客様が増えていますが、次は入学式です。
この地域でも小学校の入学式で着物を着られる方が多くいらっしゃいますが、ハレの日に向けての装いのご準備はお済でしょうか?
着物をお召になられる方は、
着物に畳シワが入っていないか?
汚れやシミが付いていないか?
長襦袢に半衿が付いているか?
ばど、安全確認をされておいてください。
何か問題点が見つかったら、すぐに対応されることをお勧めいたします。
そこで今日は入学式に着物で出席される際に、装いを上品に、そして華やかにする正絹の刺繍半衿を紹介させていただきましょう。
こちらの刺繍の模様は桜に源氏香の柄を組み合わせた品で、品の良さが際立つ刺繍衿ではないでしょうか?
フォーマル着物に合わせる半衿なので、着物は訪問着か附下、または色無地に合わせる半衿となります。
合わせる半衿は白一色の塩瀬半衿で対応できるものですが、華やかさを加えたいと考えたときに刺繍半衿を持ってきたりするものです。
刺繍柄として桜は春をイメージするところがあり、入学式の頃に咲く花でもあるので、装いの格と上品さが加わると考えてください。
こちらの刺繍衿は「梅と桜」の模様になります。
こちらも春を告げるゴージャスな半衿かと思っていますが、品の良さは抜群だと思われませんか?
桜色の刺繍糸がとても綺麗で装いが華やかになるでしょうね~
そしてこちらは幸せを運ぶ白とピンクの羽根になります。
先ほどの衿とは少し違うものが、ありおしゃれ感が抜きに出ているかもしれません。
エレガンスな訪問着に合わせると、個性のある華やかさがご自身を輝かせるものになるのではないでしょうか?
それに優しさもあって個人的には好きな刺繍柄です。
どの半衿も刺繍糸の色が春らしい色で、着物が少し地味だと思われている方は、このような刺繍の半衿を使った華やかさを加えてみて下さい。
そしてこのような正絹の半衿は、お手入れが簡単に済ませることができるパールトン加工というガード加工をされることをお勧めします。
ファンデーション汚れなどは無料でお取りすることができるので覚えておいてください。
ということで、今日は刺繍半衿の話題で終わらせていただきます。
では、お休みなさい。