心を包む風呂敷・「昭和天皇と風呂敷の話」

 

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風呂敷に関する珍しい記事をコピーしたものがありご紹介してみます。

 

 「昭和天皇と風呂敷」

 

終戦直後、マッカーサー元帥もとへ昭和天皇がお訪ねになりました。

御手には風呂敷包みがひとつ。

マッカーサーは、最初てっきり天皇が命乞いに来たのだと思い、ぞんざいな態度で接したそうです。

しかし、天皇は 「この戦争の全責任は自分にある。ただ、餓死状態にある国民をなんとかしてほしい」 と、おっしゃったそうです。

風呂敷包みの中身は、天皇家の財産目録一式で、それと引き換えに食料援助を乞われたのです。

マッカーサーは、一国の君主たる威厳に打たれ、それまでの態度を改めて風呂敷を押し戻し、「天皇家の財産を奪うつもりはない。また日本国民を苦しめるつもりもない」 と莫大な復興支援を即断したそうです。

 

天皇がお持ちになったのがカバンではなく風呂敷だったところに何ともいえない情景があります。

公的な外交交渉では日本の政治家・官僚がカバンを持ち歩いたなかで、天皇は皇室の財産を包む器に風呂敷を選ばれました。

そして、一枚の布はどれだけ贅をつくしたカバンよりも荘厳な重みを添えました。

庶民が古着を包むにも足り、国の至宝を包むにも不足なし。風呂敷は価値の軽重をも包み込む果てしない深さをもつ布でもあります。

 

このコピーはお客様からいただいたものですが、いつか機会があれば紹介したいと思っていました。

 

風呂敷きは一枚の布、

洗濯物を包むこともできれば、着物を包みこともできます。

絵や陶器などの美術品を持ち運ぶにも便利です。

最近は卓布やテーブルセンター・タペストリーなどのお部屋のインテリアとしてお使いになる方も増えていますが、 昭和天皇のような 「心を包む」 使い方を忘れないで欲しいですね。

 

これから春になると、新しい門出を迎える人も多くなります。

菓子箱一つに、お酒一つに、贈り物一つに、風呂敷という一枚の布に心を包んでみて下さい。

それが、日本人ならではの気配りだと思うのですが・・・・・・

 

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これは、正絹のちりめん風呂敷です。 (
写真は1/4の大きです)

幅が約78cmの大きさで、写真の面に 「鈴」 や 「巾着」 の模様を染めたお品で、
お値段は¥25,
200致しますが、シワになりにくい肉厚の生地の柔らかさは最高です。

 

ちなみに記事の冒頭に写っている濃紺の風呂敷は、いせ辰の綿素材、幅が105cmでお値段が¥2,100のお品です。

 

風呂敷もいろんな種類の品がありますが、目的に合わせてお使いになれる商品の品揃えを増やしてみたいと考えているところです。

資源を大切にしたいエコ時代、今一度、風呂敷を見直してみてはいかがでしょうかね~

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