三連休が続き籠の鳥状態で店を守っている訳ですが、今日は来客が少ないこともあるのか気が緩んでしまって仕事に集中できません。
済ませてしまいたい仕事が多くあるのに、後でひどい目に遭うのは自分なのにコントロールできなくて呆れています。
誰からも叱られないということは、番人がいないということは、どうしても甘えが出てしまって自己管理の難しさを感じています。
今日の午後から外は秋晴れとなり、三連休最後の日曜日となる明日は行楽日和となるのではないでしょうか?
収穫の秋でもあるので、着物で美味しいお料理を食べに出かけるというのも乙な着物の楽しみ方。
思い立ってできるものではないので、お友達とそんな企画を組み立ててみてはいかがでしょう。
そのような場を作れたとしたら、お洒落して出かけたいですよね~
例えば、古代文明の足跡を感じさせられる「インカの鳥」の帯を紬の着物や江戸小紋に合せてみるというのはどうかしら・・・
生成りの紬地をベースに模様を刺繍で表現しているこだわりの名古屋帯かと思っています。
この帯はワンポイント柄の帯で、画像はお太鼓柄を写しています。
素朴さと品の良さを感じていまして、季節感がない模様とあって着物に合せやすいのではないでしょうか?
腹の部分に出る模様がこちらになります。
神秘的で面白いでしょう・
合せる着物のお色目はダーク系の色がとてもお似合いではないでしょうか。
例えば墨系の結城紡や毛万筋の江戸小紋に合せていただけたら、調和が取れて味のある着こなしを楽しむことができるのではないかな~
帯の形「銀座結び」になれると、どこから見ても着物を熟知された上級者にふさわしい着こなしとなることでしょう。
帯地は小千谷紬を使用していまして、帯幅が35㎝(9寸3分)あることから帯芯を入れた31㎝幅に仕上げる名古屋帯となります。
お値段は税込み価格¥264,000となり、帯芯とお仕立てを加えるとそのお仕立て上がり価格は¥276,100(税込み)となります。
参考にされてください。
一日を終えてみて変化の乏しい一日でした。
絶えずお客様のある店であったなら、その対応に忙しくしていて、閉店後は明日の段取りに追われていて、販促を考えたりブログ投稿もすることもなくいたかもしれません。
今とは真逆の世界ですが、その姿を人は繁盛店というのでしょう。
繁盛店の定義を良く分かっている訳ではありませんが、私としてはとても憧れるところがあります。
この業界で仕事している以上、行列ができる店になることもないでしょうし、お客様が絶えない店になることも考えにくい。
なのに、奇跡が起きると信じていて、日夜販促を考えたり、SNSでの情報発信を絶やさないようにしていることに、けなげさを感じています。
そして私の心はこう呟きます。
いつになったら実を結ぶのだろう。
どれだけ待てば、価値観を同じくしたお客様が現われるのか?
不満とストレスを溜めながらいますがこれが現実です。
しかし見方を変えれば、思い通りにならないから、努力を積み重ねる力を分けてもらえたのかもしれませんし、妻の分まで生きると誓ったから、心が折れることがあっても夢を追いかけていられるのでしょう。
おごらず謙虚に我が道を探して歩く。
残された人生をこの仕事に掛けてみたいと思っている私です。
一日の最後に燃えるような言葉が出てまいりました。
これでいい・・・
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。