七尾市の「菜の花」と輪島市の「雪割草」を新しく加賀染め足袋に加える

輪島市の花と七尾市の花を加賀染め足袋にする オーダーメイド足袋

3月のカレンダーが動き始めましたが、今日は今朝から雪がちらついて冬の寒さを感じさせられる一日となりました。

この外の表情を“なごり雪”だと思えば風情があって楽しめそうなものだが、春を待つわびる気持が勝っていて、太陽が見えない寒い日とはそろそろお別れたい心境でいます。

 

現在私は4月開催の【復興展】のチラシを作り始めていますが、その時に提案させていただきたい商品がなかなか店に届かすにいてヤキモキしていました、

 

それが昨日店に届いたことが分かり、チラシの構成にも力が入りますが、商品の映像の撮り方や、表現の仕方にも工夫あってもいいかと思えるところがあり、チラシ作りが順調に進んだとは言いにくい一日だったかもしれません。

 

チラシ作り一つ取っても考えさせられるとことがありまして、当初4月に予定していた「能登上布展」が元日の能登半島地震によって、変更しなければならない問題が起きましてね~

能登上布工房が被害を受けたこともありますが、震災後、復興支援の輪が広がり、県外でも石川物産展が高い人気を集めていて商品が飛ぶように売れているそうです。

 

能登上布も物産展に商品を出品されていて、とても人気を集めているそうですが、この流れがこの先も続くと、4月の「能登上布展」に影響が出る恐れがあり、会のタイトルを【復興展】と替えさせていただきました。

 

 

実は【復興展】と改めたことについては、いくつかの“種火”がありまして、コロナ禍以降、石川県で染められている加賀友禅の需要が落ち込んでいまして、ここに震災が起きて、厳しい状況に置かれています。

この事態は石川県白山市で作られている牛首紬もでも言えることで、能登半島地震は県内の着物業界に大きなダメージを残すものとなりました。

 

一方で能登半島地震は能登半島を中心に大きな被害が出てしまって、震災後のニュースはら伝えられる報道に、「家族や住まいまでも失い、この先どうするんだろ~」

「誰が助けてくれるのだろう」

「自分だったらどうするだろう」

 

そんなことばかり考えている間に、何か復興支援ができることはないだろうか。

ボランティアとして被災地二杯って何か手伝うということもできないし、物資を送ると言うことも難しそうだし・・・。

 

だったら、復興支援となり商品を新たに作って、その売上を復興支援として寄付するというのはどうだろうか?

 

そんな話を娘や親しいお客様にすると、「そんな面倒なことをしないで、直接、寄付しらたいいんじゃない!」

 

過去にしたことの無いことをやろうとすると、無理があるのか、熱い想いを返すことができなくてね~

 

仮に復興支援の商品を作ってまったく売れなかったら恥を掻くのは自分。

初めから使おうとしてい経費を寄付した方が、復興支援になるのではないだろうか。

単に自分か格好付けているかのように思われたりするのかもしれないな~

 

いろんなことが“あやとり”をするかのように絡まり合って、考えの甘さに付いた火種を小さくすることはできても諦めることはできませんでした。

 

取りあえず商品だけは作ってみようと思っていて、過去の実績から、被災地の「市の花」と「花言葉」を調べて、「加賀染め足袋」と「加賀染め半衿」を作ることを決めたのでした。

 

調べてみると、

 

珠洲市は「千本椿」

輪島市は「雪割草」

七尾市は「菜の花」

志賀町は「はななす」

能都町は「能登霧島」

 

であることから、商品を絞り込んで輪島市と七尾市の花を現在もお世話になっている加賀友禅女流作家の「松任 いち」先生に試作品を描いていただくことにしたのです。

 

何度か試作品をキャッチボールしていたときに、「能登上布展」として、4月の卯月展をこの一本で開くことが難しくなったことで、いつ消えても不思議でない火種が一気に心に中で燃え広がって。新しく作ろうとしている加賀染め足袋を【復興展】に活かすことを決断しました。

 

その完成品が昨日店に届いたので紹介させていただきます。

 

 

【能登半島をイメージして作った加賀染め足袋】

 

 

 

 

輪島市の花と七尾市の花を加賀染め足袋にする

輪島市の花と七尾市の花を加賀染め足袋にする 税込み価格¥4,950

 

左側が輪島市の「雪割草」でかかとには「雪の結晶」を描いてみました。

右が七尾市の「菜の花」でかかとは「てんとう虫」というワクワクする足袋を作らせていただきました。

 

 

 

【七尾市の花「菜の花」を加賀染め足袋にする】

 

 

 

 

七尾市の花「菜の花」を加賀染め足袋にする

七尾市の花「菜の花」を加賀染め足袋にする  税込み価格¥4,950

 

その花言葉は菜の花が「快活」・「明るい」・「小さな幸せ」で、

 

 

 

【輪島市の花「雪割草」を加賀染め足袋にする】

 

 

 

輪島市の花「雪割草」を加賀染め足袋にする

輪島市の花「雪割草」を加賀染め足袋にする 税込み価格¥4,950

 

雪割草は「自信」・「信頼」・「忍耐」は花言葉となっていました。

 

さて、ここから物事は始まる訳で、どのようにして、この二種類の足袋を復興支援に活かして行ったらいいかということです。

 

この二柄を加えると加賀染め足袋は全部で15柄となります。

 

すべてがオーダーメイド足袋となりますが、店としては今回の復興展が終了するまで、加賀染め足袋のお品代の半分を復興支援として寄付をさせていただきたいと考えています。

 

 

【加賀締め足袋のつま先の模様】

 

 

 

 

七尾市の「菜の花」と輪島市の「雪割草」を描いた加賀染め足袋

七尾市の「菜の花」と輪島市の「雪割草」を描いた加賀染め足袋

 

なかなかお洒落で可愛いと思いません・・・

この度を履くことによって気持が明るくなるのではないかな~

 

 

【加賀染め足袋のかかとの模様】

 

 

 

七尾市と輪島市の花に添えたかかとの模様

七尾市と輪島市の花に添えたかかとの模様

 

かかとの模様も履いていると、誰かに話をしたくなりませんか。

 

 

 

【加賀染め足袋全15柄を復興支援商品とする】

 

 

 

 

4月の復興展に加賀染め足袋15柄が揃う

4月の復興展に加賀染め足袋15柄が揃う

 

今日の二柄が加わって15柄の加賀締め足袋が揃いました。

 

明日から復興展が終るまで、15柄すべてを復興支援の対象商品とさせていただきます。

 

そこで復興支援の対象商品として、どのような想いを加賀染め足袋に載せるかです。

 

店としては、一足でも多く注文を取り付けて、どれだけ額を復興支援として寄付ができるか。

 

商品をお求めいただけるお客様には、オンリーワンの加賀染め足袋でお洒落を楽しんでいただけることを一番に考えていますが、お洒落を楽しむことが復興支援に繋がると思っていただけると有難いです。

 

被災地に方には、商品化を図れなかった地域もありますが、全世界の方が元気を出して復興できまでになることを願っています。

 

花言葉にあったように「小さな幸せ」を大切にし、生きることに自信を持って忍耐強く頑張って欲しいと思っています。

 

私もこの店の復興となるよう、4月の【復興展】を魅力的な会にできるよう知恵を使ってみます。

どうか楽しみにしていてください。

 

 

【能登上布の帯留め】

 

 

 

能登上布の帯留め

能登上布の帯留め

 

能登上布の帯留めが届いたので、このことにも触れようと思っていましたが、日を改めることと致します。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

きものふくしまへのお問い合わせ

お客様のお見立て相談

きものふくしまオンラインショップ
着物のお悩みなどお気軽にお問い合わせ下さい。TEL.076-272-2940
無料ご相談はコチラ
タイトルとURLをコピーしました