残暑の厳しい日が続いていますが、夏物から秋物への商品の入れ替えが90%近く進み、店内の彩りが換わりました。
といいながらも商品を出してみると、品薄の商品が随所にあって、新しい商品の補充が必用かと思っています。
そんな折に京都の和装小物を取り扱う仕入先が店に立ち寄ってくれましてね~
話を聞けば9月から値上がりする商品が随分あるようで、フォーマル系の草履も値上がるするとのことから、何足か新しい商品を用意しましたが、七五三用の髪飾りも2割近く値上がりすることを他社の仕入先から聞いていまして、他にもきものの裏地や風呂敷も9月から値上がりするとのことで、この1,2年の値上げラッシュに、どこまで在庫をしたらいいのか考えさせられるところがあります。
一方で、地域の呉服店が減少していまして、きものを着る機会のある人が、足りない和装小物を買い求めに当店を尋ねてくださる新規のお客様が少なくありません。
半衿や足袋であったり、草履やバッグであったり、すぐに必用とされている品が店にないというのは、呉服店の役割を果たしているとは言えません。
ここが辛いところで、馴染みのお客様には前もって相談していただくことを呼びかけてますが、年々、商品の種類は少なくなっていって、定番品とされる品の値上がりは続いていて、この先きもの業界がどうなっていくのかがとても心配です。
【正絹刺繍半衿】
ここにフォーマル用の刺繍半衿をアップさせていただきましたが、お客様の中には塩瀬の白無地の半衿ではなくて、華やかを演出されたい方もいらっしゃって、このような正絹刺繍半衿も品揃えするようにしています。
特に入卒シーズンや婚礼シーズンに訪問着に合わせたいという方がいらっしゃって、対応できるように心がけていますが、一方でこのようなクオリティの高い刺繍半衿の存在を知らない人もいて、たまにブログなどで紹介することもあっていいと思うところがりまして、ここにアップさせていただきました。
こちらの刺繍半衿はゴールドの輝きを備えていて素敵だと思いません・・・。
エレガンズな着物に合わせていただけたら映えるでしょうね~
どこまで品揃えをしたらいいのか迷いますが、頭を切替えて、SNSを活用して商品情報を流していくことも必用かと考えていて、きもの難民に応えられる店であったなら、これまで以上に店の価値を高めていけるのではないだろうか。
そんなことを考えながら模様替えをしていましたが、店として和装小物の分野で最も力を入れていきたいのが、当店オリジナルの「オーダーメイド足袋」です。
【当店オリジナルのオーダーメイド足袋】
浴衣を売場から下げたことで、こちらの「いろ足袋」と「加賀染め足袋」が見やすい場所に登場させることができましたが、いろ足袋はこれからの季節商品かと思っていて、その魅力をSNSでも呟いていきたいと考えています。
こうして足袋底が見えるようにディスプレーしてみると目に付くと思いません。
お客様の印象に残すようにしながらも、オンラインショップからの販売に繋がるよう、いろいろ工夫しながら情報発信をしていきたいと思っています、
何がいいたいかと言えば、和装小物にこだわる店が少なくなっているように思ってまして、ここを店の強みに変えていけたら、今よりももっと新規のお客様を集められるのではないでしょうか。
そのことを書きたくて、回りくどい記事になってしまいました。
取り留めのない記事になりましたが、それでもなんと書けたのでホッとしています。
ではこれにて・・・
お休みなさい。