令和六年の十三詣りが石川県金沢市の珠姫の寺・天徳院にて執り行なわれました。
お天気が心配されましたが青空が広がり風もなく暖かな日となり、今年は17人が十三詣りに臨まれました、
石川県の十三詣りは、石川県の呉服店が着物振興のために組織された「石川県和装振興会」が石川県の地に十三詣りを根付かせようと天徳院さんに働きかけ、2000年から始めたもので今回で24回目となります。
24年という歴史はあるものの、まだ認知度が低く、数日前に店のお越しになっていた新規のお客様が、石川県で十三詣りをしていることを知らなくて、京都で十三詣りをした話を聞いて、私たちの活動が不足していることを感じた次第です。
そこで参加者のご父兄の許可をいただいて、その様子をここに紹介させていただく次第です。
数日前までランドセルを背負って小学校へ通っていたとは思えない1子ども達が綺麗な着物を纏って天徳院に集まってくださいました。
お写真が多くなりますが、着物の着こなしも含めてご家族の絆に包まれた微笑ましい晴れ姿をご覧いただけたらと思います。
受付は午前10時からで、ご家族に連れられて次々とお越しになられました。
目に付いたのはご一緒に越になられていた小さなお子さんが、何人も着物を着ていらっしゃっていて、お手伝いに参加していた私たちを和ませてくれていたことです。
最初に受けをさせていただくのですが、ご家族全員が着物姿でお越しのなられている方もいて、メンバーの一人として石川県和装振興のお正月って感じがしましたね~
受付を終えると境内にお入りいただいて、「一文字祈願」として、お好きな文字を筆で書いていただいた用紙をて納めるのです。
多くの方が振袖を纏っていて、その帯結や鹿の子の髪飾りもお似合いでしてね~
その様子をご家族が見守っていて、暖かな空気に和まされるところがあります。
書いた文字をお母さんが写真に収めていて、微笑ましい関係性に家族の絆みたいものを感じましたね~
鹿の子絞りにつまみ細工の髪飾りがとってもお似合いです。
十三参りでは、大人と同じ「本裁ち(ほんだち)」の着物を着るため、肩上げをして着用します。
十三参りが終わったら肩上げを外します。
一文字を書き納めたら、いよいよご祈祷が始まります。
全員が揃うまで静かにお待ちいただきます。
順番にお一人ずつ虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)にお参りをすることにより、知恵と幸運があたわると伝えられています。
そしてご先祖様に手を合せてお参りがすべて終ることとなります。
お子さんの成長を見守る中で、七五三のお参りや成人式の華やかさとも違っていて、一人一人が厳かにお参りできるところがとっても素敵だと思いません。
石川県和装振興会としては、この十三詣りの在り方をご理解いただいて、多くのお子さんに参加いただけけることを願って止みません。
ここからは、十三詣りのお越しになったご家族の微笑ましい瞬間をカメラに収めたのでご覧ください。
お召になられている振袖は右側に映るお婆ちゃんが成人式に着た振袖だそうです。
とてみ素敵な振袖でした。
同伴のお母様も着物でお越しになっていてとても素敵でした。
妹さんかな~ 着物姿がとても可愛いく思えました。
お母さんの着物姿も素敵だったな~
可愛い着物姿もカメラに収めさせていただきました。
最後はこの写真でしょう。
とても華やかで圧倒させられました。
被布コートを着たお子さんがとても可愛くて印象にのこりました。
改めて着物の魅力と華やかさにワクワクさせられるのと同時に、家族の絆を拝見することができて素晴らしい十三詣りであったことをここに報告させていただきます。
来年もこの天徳院さんで十三詣りが執り行なわれるので、この場所でお合いできることを楽しみにしております。
ではこれにて・・・
お休みなさい。