明日からの開催となる卯月の会【復興展】の準備を終えることができました。
当初、卯月の会を能登上布展とすることを考えて昨年の秋から準備を進めていましたが、元旦に起きた能登半島地震によって能登上布工房が被害に遭われまして、商品の供給が難しくなったことで内容を変えなくてならなくなりました。
その現実を突きつけられたのは1月下旬のことで、これまでに経験のない動揺に支配されて、頭の中が真っ白になり、行き先を見失ってしまってしまいましてね~
一方で震災に遭われた人達の報道が絶えることは無く、何か力になれることはないかと考えていたときでもあり、随分悩みましたが【復興展】という形で取り組んでみることを考え、途切れた糸をたぐ寄せて今回の展示会へと向かい始めましたが、初めての取り組みだけに、これでいいのかと自分に問い質す時間だったかもしれません。
大風呂敷を広げて、結果が伴わなかったら恥をかくまもしれないとか、格好付けているだけではないかとか、自問自答する日々でしたが、仕入先の力をお借りしてどうにか開催するまでに至りました。
背中を押してくさて仕入先の方々に感謝しかありません。
同時に責任というものが付いて来るので、計り知れないプレッシャーを感じております。
そんなときに、新聞社の方から取材できないかとの電話をいただくこととなり、慌てましたが、その時にお話をさせていただいたことが今朝の朝刊の記事になっていまして、とても有難く思った次第です。
【この店を取材してくださった中日新聞社の記事】
その記事がこちらになります。
この記事には能登上布が沢山揃ったことが書いてありますが、品揃えが最も難しい商品となっていまして、言葉が足りなかったことを反省しております。
取材を受けたときはまだ準備の段階で、能登上布、加賀友禅、牛首紬が小物含めてどれだけ揃うかを尋ねられたときに200点余りと言いましたが、商品の入荷を確認してみると150点くらいかもしれません。
この点も訂正させていただきたいと思っています。
ここに至るまでいろんな事がありましたが、本番は明日から4日間となります。
【復興展を演出した店のウィンドー】
店のウィンドーは加賀友禅振袖に袋帯を合わせ、その横は能登上布の着物に葵柄の麻染帯を合わせて、日傘とアタバッグでコーディネートさせていただいたものです。
日が落ちてからの写真とあって、能登上布の色がクリアーに映し出すことができていませんが、復興展を意識したウィンドーにしてみました。
【店内のきものコーナーの様子】
この画像は牛首紬と能登上布を中心にディスプレーしたものを写真に収めたものです。
店内は隅から隅まで商品で溢れていて、この店らしい品揃えとなっているので店を覗いていただけたら嬉しく思います。
もう少し詳しく記事を書きたく思っていましたが、私のエネルギーが絶えてしまいました。
後ろ髪を引かれますが、今日はこれで終ららせていただきます。
では、お休みなさい。