各地で秋のイベントや秋祭りが繰り広げられていて、この店に興味を持って足を運んでくださる方がほとんどありません。
とても寂しい思いでいますが、ここは割り切って、今月20日から開く神無月の会に向けての準備を黙々としていました。
展示会を開くにあたって最も重要だと思っていることは、「展示会の見える化」を図ることで、SNSで情報を出していくことかと考えています。
店からの情報は一方通行とあって、SNSをご覧いただいている方の関心度を掴みきれないところがありますが、地方のきもの専門店として、きものの魅力と面白さを伝えて行けたらと思っています。
そこで今日は秋が深まりつつあり、街着として着る着物を少しだけおしゃれにコーディネートしてみたのでご覧ください。
【織楽浅野の帯で浅野雪子の紬をコーディネート】

浅野雪子さんが織った草木染紬を織楽浅野の帯でコーディネート
採り上げた着物は浅野雪子さんが草木染めで織った辛子系の色にグリーンの縞が入った紬に織楽浅野さんの墨色のお太鼓柄名古屋帯で組み合わせてみました。
カジュアルな紬が西陣織の織楽さんの帯を合わせることによって、品の良さが引き出されていて素敵だと思いません。
これから寒さが厳しくなることを考えて、冬支度の小物でコーディネートさせていただきました。
【防寒草履と別珍足袋】

防寒草履と別珍足袋
オンラインショップでも紹介させていただいている防寒草履とグリーンの別珍足袋で足元のおしゃれにこだわってみました。
この別珍足袋も年々生産が少なくなっていて、昨年は6色の対応だったのに、今年は4色対応となり、それも生地がなくなれば廃番となる連絡を受けています。
【グリーンの別珍足袋】

グリーンの別珍足 / 足袋に露出を合わせた画像になっています
街着として着こなす人にとっては別珍足袋は暖かくておしゃれなので、お勧めさせていただきたいと思っています。
店ではオーダーメイド足袋として承っていますが、いずれ別珍足袋もこの世からなくなるかもしれないと思うと、寂しさがこみ上げてまいります。
消費が少なくなっている商品は、作り手側からすれば採算が取れなくなっていまして、在庫にするよりも廃番を選択したほうが経営が安定すると考えての判断なのかもしれませんね。
私たちきもの専門店がもっと積極的に商品を取り上げていかないと、この先も消えていく行く商品が後を絶たないのでしょう。
この話はここまでとして、今月20日からの帯展では織楽浅野さんの帯を特集させていただきます。
【織楽浅野さんの帯を20日より4日間特集します】

織楽浅野の帯を神無月の会の「帯展」で発表
浅野さんの帯はカジュアル系の着物に合う帯も織ってまして、その魅力をお伝えできればと考えています。
他にも帯にこだわった商品を紹介させていただきますので、20日から4日間の開催となる帯展に足を向けていただけたら嬉しく思います。
さて、今夜ベスト8進出をかけてアルゼンチンとのラグビーの試合があるので、テレビの前で応援したいと思っています。
まとまらない記事になっているかもしれませんが、今日はこれにで終わらせていただきます。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







