お越しになる予定のお客様が来店させることもなく、今日は誰も店を尋ねてくださる方がいませんでした。
店内の模様替えを始めていたので、そのことの集中することはできましたが、昨夜は明け方の3時頃の目が覚めて、そこから店のことや我が家のことを考え始めると眠れなくなってしまって、午後から眠気が襲い始めると、お客様がいないことをいいことに畳の上で大の字になって浅い眠りに入っていました。
こんなのとをしていていいのでしょうか?
そんな気持になりましたが、深く考えないようにしていまして、穏やかに時を刻んで行った一日でした。
【秋の設えが始る】
店内は日に日に秋の彩りへと変って行きますが、新作の入荷が乏しい中での模様替えは何倍もの工夫が必要で、お客様の目線が釘付けとなるような提案と店側が何をお客様に伝えたいのかを分かりやすくディスプレーすることが重要かと考えています。
私なりに秋を演出させていただきましたが、この演出には正解というものはないので、その日の天気によって、ディスプレーを替える気構えでいるところです。
自己満足世界でしかありませんが、秋を迎える店側の心意気があるから、その変化をお客様は受け止めてくださるので、頑張らなくてはなりません。
“もう少し、もう少し”の言葉が私の心の中でこだまする一日でした。
ところで危険な暑さもいくらか落ち着いた来た感じがします。
現在日本に近づきつつある台風10号の動きが気になりますが、これから台風シーズンといっても過言でなく、嵐が過ぎるごとに秋が深まって行くことでしょう。
これからは夏と違ったお洒落が愉しめるので、きもの愛好家の方は“”秋のきもの遊び”を考えていらっしゃるかと思います。
これからも変わりなくお洒落な着こなしに役立つ商品をご紹介できるように努めてまいりますので、当店の存在を忘れないようにしてください。
そこで今日は深まりゆく秋をイメージして、秋色の色合で着物コーディネートしてみたのでご覧下さい。
【渋さのある着物コーディネート】
そのコーディネートがこちらになります。
渋い色の取り合わせですが、和装の世界ならではの味が広がっていて素敵だと思いませんか。
単調に並ぶ鼠色の小紋に合わせている墨色の帯は西陣織のおしゃれ袋帯で、カジュアル系の着物に合わせる帯として織られた帯といえます。
地色の悔い着物により色合の濃い帯を合わせることで、見た目の装いが重たく当たりますが、それが返って“きもの通”味を引き出していてお洒落なんですね~
この装いに加賀染め足袋の「葵柄」を合わせて、箱物も秋をイメージさせた色合のもので合わせてみました。
いい感じにまとまっていると思いませんか?
【アンティーク感のある渋いおしゃれ袋帯】
この魅力を引き出しているのは合わせたしゃれ袋帯の色と小花模様に尽きるかと思っていまして、お値段もリーズナブルことから、お洒落着を多く持っていらっしゃるかたでしたら、このような帯が一本あると、装いの雰囲気を変えられるのでお勧めさせていただきたい帯です。
着物と帯の合わせ方はその人が持っている感性が大きく左右しますが、参考になるものであれな嬉しく思います。
秋は目の前に迫って来ています。
お洒落が愉しめる秋になるようそろそろ動き始めてみてはいかがでしょう。
ということで今日の記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。