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ただいま京都から戻ったところです。
今年初めての京都はというと、私には今ひとつって感じだったかな~
それぞれに、仕入れ先は新しい品を作ってはいるのですが、毎月京都の出向いていることもあり、驚きが少なかったのかも・・・
それと、水面下で浴衣や夏物の仕込みに追われていて、エネルギーを温存しているところもあった気がしています。
こうして毎月仕入先を回っていて、いつも感じていることを、今日は触れてみようと思います。
着物を取り扱う小売店さんは、全国にたくさん点在していますが、ショップを、言い方を変えて表現するならば、料理人が食材を集め、いろんな料理法で味付けをし、そして、お客様に提供することが最大の役割ではないかと考えています。
そして、それがシンプルな店の姿ではないのかと・・・。
なので、同じ食材を揃えていてもシェフの調理法で味も形も変わる訳ですから、当然、店の特徴をお客様に伝えることができます。
そのお料理がお客様に合うか否かは、お客様が決めることですが、経営となれば、お店のファンを増やしたいと考えるのが当然の姿です。
だから知恵とセンスが求められるんですね~
例えば、まったく同じ帯を10件の小売店が仕入れたとしましょう。
帯は同じでも、それぞれに合わせる着物は必ず違うはずです。
勿論、帯締め帯揚げの合わせ方から、草履バッグに至るまで、何一つ同じ合わせ方にはならないでしょう。
当然販売の仕方も違ってくるのではないでしょうか。
私はそのことが面白いと考えている人間の一人で、お客様に喜んでいでいただける店作りを無限に探し出す事が出来る仕事だと思っています。
それは商品であったり、サービスであったり、人間関係であったりする訳ですが、一流の料理人になれる日はいつのことでしょう・・・。
「考えていることと現実との距離は遠いな~」
今日もそのようなことを心に秘めながら、仕入れ先を回って来た私でした。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






