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昨年のことですが、衛星放送で「中島みゆき」の音楽について語り合っている番組を見て、久し振りにアルバムが欲しくなり購入してみました。
何年前のアルバムかは判りませんが、この「大吟醸」という作品を求め聴いていますが、これがなかなかグーで、今の一番のお気に入りです。
中島みゆきさんの曲を始めて知ったのは、たぶん昭和50年頃だったと思います。
「時代」という曲が大ヒットし、しばらくしてからレコードのLP盤を買ってきて毎日のようにして聞いていた事を昨日のことのようにして覚えています。
そのLP盤の中にある「あぶら坂」という曲を聞くと、ほろ苦い青春時代を思い出しますが、それ以来、何枚かのLP盤とCDを手にしています。
当時の事を思い出すと太陽のような「松任谷由美」さんに対して、「中島みゆき」さんは月のような存在で、暗闇の中で灯りを探す生き方のようなものを作品から感じていました。
独特の声で、語りかけるような歌詞とメロディは、細胞の奥まで入って行くみたいで心を揺らす曲ばかり・・・
その迫力にしびれています。
話は飛びますが、金沢で開催されている「2010年新作浴衣の発表会」では、北陸の小売店さんが見に集まる訳ですが、長年この仕事をしていると顔見知りの同業者も増え、顔を合わせると最近の着物需要の話になります。
何処のお店も出るのはため息ばかりで、明るいニュースが見当たらない様子。
この現実に手の打ちようがないといった感じを誰もが持っているみたいで、このままでいいのでしょうか・・・。
不安な気持ちにさせられます。
私の店も今年に入り来客が少なく、穏やかな気持ちでいられなくなってきていますが、ここが正念場。
普段通りの仕事をしながら風向きが変わるのを待つか、風向きを変えようと新しいことに目を向けようとするか・・・。
ここが別れ道のようです。
どちらが正解かは、誰にも解る物ではないでしょうが、私は、これまで培った経験を生かし、新しい取り組みをしたいと考えている一人。
しかし、もやもやしている状態で苦しんでいるのも事実です。
そんな時、車の中で「中島みゆき」さんのアルバムを聴くと力が涌いてくるんですね~
CDには聴きなれた曲も入っていますが、声に、メロディに、そして歌詞に元気をもらっています。
自分との相性が合うのかもしれませんね。
音楽って本当に凄いです。
私から一生離れる事のない友達なのでしょうね~