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いいお天気になりました。
今日はお客様の晴れ舞台の日です。
何かと申しますと、お客様が皇室に納めるお米を作るそうで、「献穀田お田植式」が県知事もお越しになられて、厳粛に行われる日なんですね~
店に出る前に、その様子を見届けておきたいと思い、お邪魔をしてカメラに収めたつもりでいたのですが、動画になっていてガッカリ・・・
画像が良くありませんが、開式が始める前の写真です。
6人の早乙女の衣裳をはじめ、男性の白丁衣装に至るまで、全て当店が納めさせてもらった商品ですが、、不自然なところがないか心配で足を運んでみました。
というのも、このような衣裳の仕事は初めて。
勝手が判らず段取りの悪さから先方様にご迷惑をかけてしまって、ギリギリ本番に間に合ったというお粗末さ。
何事も無く本番を迎えることができて、ホット胸をなでおろしての 店への出勤でした。
さて、ここからが私が書きたい今日の記事です。
こちさ様とは、このことがご縁で初めて私の店との出会がありました。
最初、ご夫婦で店に尋ねてこられた時に、ご主人の言葉が印象的で、ハッキリと頭に残っています。
「近頃、呉服店も少なくなってしまって、何処に行って相談したら判らなくてな~」
そのような会話から、話を聞かせてもらい、今回の仕事を賜ることになった訳です。
私の店を選んでいただけたことを大変光栄に思っていますが、今回のようなケースは、ご相談内容に違いはあっても、よくある話なんですね~
着物を着る直前に、シミがあるから取って欲しいと着物を持ってくる新規のお客様もいれば、伸びる足袋が欲しくて、ほうぼう探し回ってようやくを探し当てたと喜んでいた方や、デパートまで買い求めに行っている或る銘柄の「お香」が、ここにあるとは・・・
他にもいろんな動機で、この店との出会いがある訳ですが、量販店の品揃えやサービスに満足できない方が随分いらっしゃることを感じていります。
着物離れも昔に比べると増えているかもしれませんが、呉服店も加速度を増しながら減少し続けています。
派手な企画販売や、安売りばかりしている場合ではありません。
地域の中で「お役に立てる店作りって何なのか」を問い直す時が来たのではないでしょうか・・・
そして、そのことを前提に、これからどうして行きたいのかを真剣に考えなくてはなりません。
例えば、店の存在とサービスを地域の方々に知っていただくための販促のようなものも必要になるのかもしれません。
何故なら、皆が必要としているものではないために、待っていても人が来ない・・・。
だったら、情報を外に出し、理解を深めていただけるような努力をしないといけません。
そして、相談がしやすい店であることを脳裏に印刷してもらうことが大切で、なにかあった時に思い出してくれて、行動に移していただけるような、目には見えない関係を築くことが望まれるのではないでしょうか・・・。
それと、変な例えですが、店とに関わり合いの中で、「食べてみたら美味しかった」という満足度が高くないと、情報の信頼性が失われます。
だから、そのことにも気を配らなくてはなりません。
いろいろ大変ですが、地域の方は正しい目でご商売屋さんの姿勢を見ています。
だから、一生懸命が大切なんですね~
ゴールデンウィークに新しい靴を買い求めてから、「靴べら」を使うようになりました。
足のサイズが小さくて、これまで自分に合った靴をはいていなかったんですね~
この「煤竹(すすたけ)靴べら」、花籠やお箸を作っている竹細工の職先から仕入れている品ですが、とても使いやすくて気に入っております。
煤竹靴べら
・房付き50㎝・・・¥1、470
・房付き70㎝・・・¥1、680
そして靴べらを納まるラックが・・・¥2、940
スーツをお召しになる方には嬉しい商品ではないでしょうか。
特に腰をかがねないで使える長さ70㎝タイプが人気があると担当者は話していました。
参考にしてください。
今日もこれで一日を終えることができました。
何事もなく無事に終えることが出来てヨカッタ~