24日から開催する「卯月の会」の準備が最終段階に迫っていて、楽しんでいただける会になるのではないかと思っております。
いつもそんな想いを持って一生懸命取り組んでいますが、現実はそんなに甘くなくて一日の仕事を終え時間になると心配に思う気持が襲ってまいります。
そん日が長く続いていつこともあって今日は少しお疲れ気味。
【卯月の会のチラシ】

卯月の会でテーマにしている「永治屋清左衛門展」は4月24日(木)からとなります。
この会に向けて石川県の着物を永治屋さんで作っていただいているのですが、その仕上がるが会の前日となる23日になるとの連絡をいただいていてハラハラドキドキしています。
現品が手元に来ていないもので詳しい話ができませんが24日からの会を楽しみにしていてください。
私の仕事は和物商品を通して生活を豊かにさせていただくことを目的としていて、とりわけ和装に関しては洋装と同じで、着こなしを重要視したファッションで美しさ追求することで、心が若返り元気になるものだと考えています。
しかし私たちの業界は、着物に対する価値観の変化からきもの離れが進み、長く続いたコロナ禍で業態が弱体化していまして、そこに物価高の煽りを受けて新しい商品が作りにくくなっているのが現状です。
業界の高齢化も進んでいますし、そのような中で心を豊かにして和装の美しさを伝えて行くには、この仕事が好きであることが一番で、そこに熱い想いがないとお客様の心を動かせなくなっているのではないでしょうか。
その気持は現在も変っていませんが、ワクワク感のある商品が市場から消えていっていることが残念でなりません。
なので、新しい商品に触れて心がときめいたときは、できるだけ仕入れるようにしていまして、特に今年は今回の卯月の会に向けて店作りに必要な商品を積極的に仕入れました。
そこには、シーズンになって商品の手配をしようとしても、仕入先が注文に対応出来なくなっているからです。
店側としてはシーズン前に発表された商品を見極めて、これまでの経験と勘を生かして商品を手配することで店のクオリティを高められると考えてますが同時にリスクが伴うので怖いですね~
見方を替えれば店作りに対する考え方として健全な姿と云えるのではないでしょうか。
身の丈に合った仕入れとセンスが求められますがここに経営者の能力の差が現われるのでしょう。
【菊菱小紋を森健持氏が絞った辻が花の帯でコーディネート】

この画像のコーディネートは昨日店の届いた辻が花作家・森健持氏が創作した辻が花の帯を菊菱模様の小紋に合わせたものです。
いい感じに纏まっていると思いませんか?
とてもお洒落な着こなしと云えます。
【辻が花作家森健持が創作された辻が花の帯】

こちらの辻が花の帯は森さんが手がけた最も新しい作品で、この作品を目にしたときに心が動かされましてね~
その時に注文した品で今回の展示会に間に合わせてくれたみたいです。
以前と比べると少しお値段が上がりましたが、森さんの技を感じさせられ逸品かと思っています。
辻が花の模様には流行がないのでお勧めさせていただきたいです。
24日からの卯月の会でデビューさせたいと思っているので、興味をお持ちでしたら覗いて見てください。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。