この3連休も今日で終ろうとしていますが、皆さんはいかがお過ごしでいらしたでしょうか?
11月3日が文化の日とあって各地で文化行事が執り行なわれていたのではと想像していますが、この期間に着物をお召いただいた方がどれくらいらっしゃたのでしょう。
娘やお客様のお話では、昨日は着物での七五三参りをする人が多くいたことを聞いていますが、着物で街歩きを楽しむきもの愛好家と云える人や、結婚式に着物を着ようとする人が年々少なくなっているのではないでしょうか?
何故そのようなことを思うかといえば、着物の着付に必用な「衿カラー」や「帯枕や帯板」、「コーリンベルトや腰紐」、「白足袋に半衿」などの和装小物を買い求めに来る方が目に見えて少なくなっているからです。
着付に使う和装小物となれば一品単価は小さくて、店作りの在り方として見落としがちですが大きな問題をはらんでいる気がします。
近年はネットで何でも手軽に買い求め出来る時代なので、路面店の店は必用とされてないのかもしれません。
そのような方は着物を熟知されている方なるので、和装小物の使い方を知らない人は、お店に出向いて対面で話を聞いて求められるので、そのようなお客様が少ないということは、着物初心者といえる人が増えていなということが考えられます。
その意味では地域の呉服店さんが魅力的なサービスや楽しい商品の数々を紹介していくことで、眠れる着物ファンが目覚めるということがあるのではないでしょうか?
理想論かもしれないが、その積み重ねが大きなうねりを起すと信じたいです。
【おしゃれな正絹長襦】

ここに並ぶ3種類の生地は着物の下に着る長襦袢の模様で、どれもおしゃれだと思いませんヵ?
左からグレー地に鍵盤と楽器柄が描かれていて、中央は淡いクリーム地に楽器柄を描いていて、右端がグリーン系の地色に雪の結晶柄を描いた正絹長襦袢になります。(中央のクリーム地の色を綺麗に表現することができていないかも・・・)
長襦袢といえば、白やピンク地のボカシ模様だと思っている方には、「これが長襦袢なの!」と驚きがあるかもしれないが、このような模様の長襦袢でクリスマスパーティーや音楽コンサートなど場に着こなせたら体がワクワクするのではないでしょうか?
楽しいと思えるし、お友達にも見てもらいたいという気持になるのではないでしょうか?
私はそこからおしゃれの仕方を学んでいただけたらと思っていて、「どのような着物が合うの?」と、ご自身で問題意識を持っていただくことで、学びがあって、着物のおしゃれがどのようなものなのかを身につけていくのでしょう。
店は道案内的な役割なる場で、ビシバシと質問を投げかけていただけたら楽しい関係性が築いていけると思うのですが、ここに商品の金額が絡んでくるので着物初心者に取っては心を許せないところがあるかも・・・
それでもこのハードルを越えていかないと、本物と云えるおしゃれを手にすることは出来ないと思えるのでるが、貴方はどのようにお考えですか?
着物に対する価値観のレバルの高さで変るのでしょうが、もっともっと着物が洋服にない面白さを伝え切れたら、着物初心者が増えると思えるのですが・・・
この3連休に、目標としていた仕事の下地をまとめて、それをカタチにすることが90%近く出来ました。
11月が始ったばかりですが、前を向いて踏み出したいと思っている私です。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







