秋の香りがしはじめていものの、まだ夏の気候が続いていることからお客様の動きが鈍く中途半端な状態で店を切り盛りしています。
こんな時だからできることがあるはずなのに、ゆっくりした時間の流れに呑み込まれてしまっていて一日が終っています。
店の規模は小さくても店を動かしているのは私です。
お客様をどうしたら集められるのかを考えなくてはなりませんが、そのカードを見つけ出すことができなくて苦しんでおります。
店の前を人が歩かない立地に店があるもとから、SNSの重要性を感じているのですが現在の気候を味方に付けることができません。
この仕事は生活の中で必用とする事が起きたときや困ったことがあったときに何処で相談したらいいかを探す業種になっています。
残暑が厳しい中で相談をいただくことが多いのは、七五三の着物の縫い上げや、半衿の取付けであったり着物や長襦袢のお洗濯やシミ落との相談をいただくことが増えていて、ある意味で地域の方々のお役に立つことができていますが、それだけでは経営として成り立つものではなりません。
和雑貨であったり、現在開催中の風呂敷だったり、和装品の相談をいただくことがないと店は活気づきません。
秋が訪れることを願うしかありませんが、その際にこの店を訪ねてみようと思っていただける情報がないと縁が生まれません。
頭では分かっているのですが・・・
ある意味で今は仕込みの段階で店の魅力を打ち出しいくことが求められます。
思いっきり口説いていますが、自らが道を切り開いて行くしかなく今日もお洒落な着物を紹介させていただきます。
【西陣織の三色に分けて織られた着物に心が惹かれる】

こちらのコーディネートは西陣織りの着物を黒地の織楽さんの帯で合わせ、新しく揃えたカジュアル草履で小粋な着こなしを提案させていただいたものです。
凜とした静かな着こなし方ですが、女性の美しさがここにあると思っています。
着物は西陣織の織物の着物で、オフホワイト、柔らかな色合いのグレー、そしてそのグレーの色を濃くした3段階の色に分けられたストライプ柄の着物になります。
柔らかなな色合いを大胆に3段階に分けて織った着物で、お仕立てを加える際に市松取りに縫い上げることで着物の魅力が増すのではないかとかんがえています。
その甘い香り着物を黒地の帯で締めることで、小粋な着こなしへと変るのでしょう。
そのコーディネートにエッフェル塔の刺繍鼻緒の草履を加えたことで「江戸の粋」をかもし出していると云えます。
実はこちらの着物をお越しになっていたお客様が一目惚れしてくださいましてね~
中途半端な気持でいたときだっただけに嬉しく思うところがありました。
画像をアップしていいと言って下さったことからここに紹介させていただきました。
お客様はブログをご覧になると云っていまして、今日のご縁に心より感謝申し上げる次第です。
お盆が明けてからはお客様の来店が少なくなっていていますが、毎日情報を出して行くことで新しい出会いが生まれることがあるので、コツコツ積み上げて行くことの重要性を感じています。
纏まられない記事となってしまいましたが、この先も美しい着こなしが提案できる店ありたいと思っています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。