昔は当たり前のように市場にあったものが、今では少なくなっている着物が沢山あります。
ここにアップした着物もその一つで、この業界に入った頃に呼んでいた商品名でいうと 「サマーウール」 と言います。
サマー・・・夏のウールの着物なんですね~
夏の着物と言えば、麻や綿、そして絽や紗の絹素材が常識で、ウール素材の商品があるなんて想像できないでしょ・・・・・
ここで紹介している着物は、毛75%・絹25%のシルクウールですが、糸が細く毛足がないサラッとした着物です。
私の解釈は、盛夏の7・8月より、5・6月頃や9月頃に着る着物だと考えています。
(このような書き方をするとメーカーさんに叱られるかもしれませんね)
帯は木綿の京袋を合わせてみました。
ちなみに着物と帯2点のお仕立上り価格は8万円代というリーズナブルさです。
浴衣の季節が過ぎようとしている今、私はこのようなリーズナブル普段着の着物を探しているんですが、市場には少なくて苦労します。
(化繊の着物は沢山ありますが・・・・・)
その動機は、ゆかたできものデビューした初心者に、これからの季節に着れる天然素材の着物を提案したいからです。
それも着やすくてセンスのいい着物を・・・・・
私の店の大きな課題です。
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