初夏のひつらえ・そして被災地に存在する商売の原点

 急に暑くなりました。 

初夏って感じです。

 

日本の四季を提案する店としては、夏を感じる店を創らなくてはなりません。

急いで模様替えを始めたのですが、午後からお客様が多くて仕掛けた仕事を明日へ・・・

 

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時間を止めるかのように、残した仕事から離れ投稿の準備に入る自分。

こうして日だけが過ぎて行きます。

 

 

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初夏のしつらえの提案です。

 

毎日気ぜわしく仕事をしている方にとっては無縁の空間なのかもしれませんが、それでも努力してお部屋の中で季節が演出できたらどれだけ素敵なことか・・・

 

疲れた心を癒してくれることでしょう・・・。

時には、尋ねてこられたお客様に感激を与えることだってあるのではないでしょうか?

 

これから梅雨明けまでを考え、匂い香を使った演出です。

 

手前に中央に置いた朝顔の花、ブルーの色が鮮やかで存在感があるでしょ・・・

中に匂い香が入っていて優しい香を放っています。

お値段は黒塗りの台付きで¥2、625です。

 

左に下がっているのも匂い香で、これからの季節の花でもある芙蓉(ふよう)が竹籠の中に固定された提げ飾りです。

香は朝顔と同じもので、何処にでも下がられることが便利。

お値段は¥3、990です。

 

そして右側に飾りうちわ。

薄くした板に金魚を古布の生地で押絵をしたもので、お値段は¥8、190です。(黒塗りの台付)

 

 

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ここにオスとメスの鈴虫がいます。

精密に創られた竹細工で、こうしてすだれのマットに置くとリアリティーがありるではありませんか・・・。

 

 

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これを竹細工の虫籠の入れ、涼しい夏を演出です。

 

日本の侘び寂びを感じる一品で、オスメスの鈴虫入り虫籠として提案しております。

お値段は¥21、840です。

 

 

このようにして店内は夏を迎える準備に入りました。

気持ちにゆとりがないと、こうした季節のひつらえをに気を回すことができませんが、贈り物として考えてみるのもよろしいのでは・・・。

 

昨夜のテレビで、津波で街がなくなった土地にテント村の商店街が出来た情報番組を目にしました。

 

店を失くした経営者が集まってできた仮設の店で、そこにたどり着くまでには、想像が出来ない苦労があったのではないか・・・

そして、そこには商売の原点が存在することに気付かされるものでした。

 

その一つに、商人として日夜戦っている競争の原理、更には売り手と買い手の駆け引きなど、複雑な仕組みの中で利益を追求することに努力しているわけですが、仮設商店街は実にシンプル。

 

お客様が必要としているものを心を添えて提供する。

売り手と買い手が感謝の糸で繋がり、その関係が、うらやむくらい輝いていたことです。

 

私たちは満たされた社会の中で忘れていたことかもしれません。

その意味で、見習うところがあるのではないでしょうか。

 

しばらくの時間でしたが、難局に立ち向かう経営者の姿に秘められた、商売への姿勢、胸を熱くして見ていました。

 

被災地のこれから先の道のりを考えると、言い尽くせない苦労が待ちかまえていることでしょう。

でも、大丈夫。

だって、大切なものを手にしたんですもの・・・。

 

ということで、今日を閉じることに致します。

それでは、お休みなさい。

 

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