平成29年度の干支飾り「酉(とり)の木目込み人形」と店の情報を外に出し続けることの意味

 風がありましたが秋晴れの最高の天気でした。私は一日中外回りをしていてエネルギーを消耗してしまった感があります。

お腹も空いていて少し疲れましたが、最後のお勤めが残っています。

気持ちを切り替えて今日の投稿です。

現在21日(金)からの神無月の会の進めているところですが、この会は着物の装い提案だけではありません。

売場の1/3近くが和雑貨の品揃えでもあるので、季節商品ともいえる干支の飾り物を紹介できればと考えているところです。

仕入れ先には納品を急がせているところですが、注文を入れていた干支物の商品が少しずつ入荷していて、今日はその中から干支の木目込み人形を記事にしてみたいと思います。

ところで日々の忙しさに、来年の干支が何であるかを知らない人が多いのではないでしょうか?

平成29年は「酉(とり)」です。

「酉」の本来の読みは「ゆう」と読まれるそうです。

口の細い酒つぼを描いたもので、「酒」に関する字に用いられ、収穫した作物から酒を抽出する意味から「実る」も表しているとか・・・

酉の木目込み人形に添えられてあった資料を写したものですが、酉年は「実りある年」と解釈してもよろしいのではないでしょうか?

CSC_0002etonokimekomininngilyoutori.jpgそのような意味合いを込めて世に送り出されたのが、古布のちりめん生地を使って作られた「豊年酉」です。

俵の上に鳥が立っていて縁起のいい木目込み人形と言えます。

CSC_0004etonokimekomininngilyoutori.jpg色合いの鮮やかで明るい展望が開けるのでは・・・

人形の大きさは巾7×高さ17×奥10.5㎝ 塗台は巾21×奥18㎝

お値段は税込み¥16.200となります。

CSC_0006etonokimekomininngilyoutori.jpgこちらはレーヨンちりめんを使った木目込み人形の「来福親子酉」というものです。

お腹から顔を覗かせているヒヨコが可愛いでしょ・・・

仲にいい家族を酉年にちなんで作られたものだと思いますが、どんな年であっても幸せの基本の形かと思うところがあります。

DSC_0008etonokimekomininngilyoutori.jpgちょっと面白いのはお母さんが丸々と肥えているところです。

豊かさの象徴ではないでしょうか?

人形の大きさは巾14×高さ12×奥10.5㎝ 塗台は巾21×奥18㎝

お値段は税込み¥9.180の品。

今日この2点を紹介させていただきます。

いずれも数に限りがあり、今月の末になると品切れになる恐れが考えられる商品です。

情報としては早い商品ではありますが、参考にされてみてください。

他にも多種多様な干支の飾り物を手配していまして、一同に神無月の会にて発表させていただきます。

干支飾りのを含めお正月飾りを30種類ほど手配しているので、お楽しみいただけることでしょう・・・

当面は先行予約として承りたいと考えています。

神無月の会は10月21日(金)から24日(月)までの4日間です。時間が許すようであれば、是非覗いてみてください。

さて、秋を感じられる10月を迎えた訳ですが、お客様の動きが良くなくて心配しております。

そんな折に和装の問屋さんに勤めていた女性が着物相談に来てくださいましてね~

私の店だったら安心だと思って訪ねてくれたみたいで、いろんな呉服店を知っている中で私の店を選んでくれたことをとても嬉しく感じた次第です。

呉服店が少なくなっている中で、どこで着物相談をしたらいいのか分からない方が沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

そうした中で、店を選ぶ要因は人それぞれに違うかと思いますが、店の情報を出し続けることって、とても重要なことだと考えています。

気の遠くなる話かもしれないが、商売として基本的なことをおろそかにしていると、忘れ去られてしまうのが満ち足りた社会の法則で、家業店にはここが足りていない気がします。

地域密着とか口コミだとか言葉で言うことは簡単なことで、実行することの難しさと、受け取る側の生活者の捉え方も気になるところです。

着物市場の厳しさの中で迷いは絶えることはありませんが、せめて、情報を外に出すことは間違いではないことを言い聞かせたいものですね。

それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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