今日は文化の日で祝日。外は風もなく最高の秋晴れとなり、ステキな一日を過ごすことができたのではないでしょうか?
まったく羨ましい限りです。
私はいつもと変わりなく店を守っていて、お客様が店内にいらっしゃれない間は、今日は奥で情報紙作りに没頭する一日でした。
時折外の空気を吸ったりして、気分転換を図っていましたが、そんな時、誰も私の店を気の留めずに行き交う車を見ていると、世の中の流れと違った次元で仕事をしているような気がしましてね~
季節が変わっても、仕事の経験を積んでも、いつも同じことをしていて、移り変わりが激しい世の中の流れについて行けているのかと考えてしまいます。
情報紙作りで本をむさぼっていた合間の時でしたが、その時偶然にも、ある本に、「物事は、続けていくことだけが難しい」というぺージが目に入りましてね~
その文面を読みながら「そうだそうだ」とエールを送っている自分がいて、続けることに意味を持つと気づかせれました。
続けてきたことで、得たものが沢山あることを思い返さないといけません。
人と比較しないで、繰り返しできるることは、ある意味で幸せなことなのかもしれませんね。
無いものねだりを止めて、今日の情報を投稿させていただきます。
仕入先を回っていて、20代の人に着ていただける若向きのフォーマル着が非常に少ないことに気付かれています。
購入者の視点が結婚後に着る着物になっているところがあるのか、作り手も、大人っぽい若向きになっている感じが否めません。

貝桶柄の訪問着
そのような目線から、ここのアップしたピンク地の訪問着は20代の人を意識した着物ではないかと思っています。
模様の付け方もボリームがあり、地色の桜色を裾で色合いを濃くした華やかさを放つ訪問着と言えるでしょう。
流行に左右されない古典柄の貝桶柄で、清楚感を引き出すために、銀地の七宝文の袋帯でコーディネートしたものです。

貝桶柄の訪問着
生地は光を吸収するちりめん地で、若い人を引き立てる綺麗な着こなしとなるコーディネートだと考えています。
加えてお値段がリーズナブルところが見逃せません。
なかなかない年代層の訪問着だったもので、ここに紹介させていただきました。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







