新しい商品も、少し古い商品も、すべて割引。
高価な品も、リーズナブルな品も、店内の商品はすべて割引。
和雑貨も割引、浴衣関連商品も割引、おしゃれな着物や帯や秋冬物の訪問着や附下も割引。
それが決算前の「涙市」。
店の商品に割引価格を付けるって辛いですが、年に一度のことだと割り切り準備を終わらせることができました。
明日から5日間限りのセールが始まります。
準備を終えると心のスイッチが切り替わり、今度は、お客様が来ていただけるだろうかと心配する自分がいて、気持が落ち着くことがありません。
身も心もタフでないと物事を動かすことはできませんが、その源は、”お客様に喜んでいただきたい”という気持ちが尽きないから頑張られるのでしょう。
そしてそれがお客様の心を潤すものであれば、この仕事を選んでよかったと思えるものです。
店内はエアコンが効いて涼しいですが、外は熱中症で騒がれていてる炎天下。
着物離れと言われている時代とあって厳しい状況に置かれていますが、この仕事の誇りを持って涙市に臨みたいと思っているところです。
こちらの訪問着は新しく入荷した京友禅訪問着です。
大人ピンク地の優しい柄で、若い年代層にお勧めさせていただきたい古典柄を七宝柄の袋帯でコーディネートしたものです。
お子様の入卒時や七五三のお参り、ご親戚やお友達の結婚式披露宴の席などに活用していただけるもので、女性であれなば一組手にしていただきたい着物かと思っております。
癖のない小模様な柄を更紗風のまとめながらも華やかさがあり、流行とは無縁の万人向き訪問着といえるものです。
このような商品が涙市に出品されていますが、お気に召していただけたなら、とてもお得な買い物かと考えております。
専門家の目線だけにお値段の感覚が庶民の人からしたらズレているのかもしれませんが、安物の会でないことを一言伝えておきたくて紹介させていただきました。
今日は県外の方にお子さんの浴衣のことで画像を送る約束をしていまして、ここにアップさせていただきました。
浴衣地をお選びいただいて、子どもの兵児帯も合わせていというご相談です。
上の3点はナイロンの兵児帯にはない色合いでシルクに絞りを加えたものになります。
浴衣地の色合いに合ったものかと考えていますが、お値段を優先されるようであれば、紺系の品になるかと思います。
この先はお電話でお話をさせていただけたらと考えております。
これで今日の記事を書き終えることができました。
明日から熱い暑い自分との戦いが始まる訳ですが、気落ちする日があることを覚悟しておかなければなりません。
5日間の長丁場に臨むためにも、今日は体を休めて頭の切り替えを図りたいと思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい。