朝から台風並みの風が吹き荒れ北陸の冬が近い事を知らせる鉛色の天気になりました。
ここしばらく暖かかったもので日々の生活は楽でしたが、とうとう来るものが来たという感じで、さっそく物置から暖房器具の登場です。
私の含め季節商品を取り扱う店は、こらからが勝負と考えているのではないでしょうか・・・・・
しかし寒くなり足元が悪くなると、どうしても来客が少なくなり生活必需品が少ない店にはチョット辛いです。
店の玄関先には風で吹き飛んだ木の葉が吹き溜まりになっていて、来客が少なかったことを物語っていました。
誰もが急に寒くなると考えるのが、私のように暖房器具の準備や寒さ対策の衣類で、生活に密接している物なら始まります。
それらの準備が整って気がつき始めるのが、私達の仕事のようです。
そこで、こらかたの季節に必要な和装の商品をブログに書いてみます。
・和傘 (車社会とはいえ洋傘より一回り大きい和傘が着物には便利)
・雨草履又は底に滑り止めが付いている草履
(足袋の濡を防ぐ、普通の草履は足元が濡れていると滑りやすくなります)
・足袋カバー (足袋の上に履く足袋で、道中の防寒にもなりますし足袋の汚れを防ぐ為のもの
です)
・ショール (首回りの素肌の寒さ対策)
・雨コート (着物や帯を雨や雪に濡れなくする為のものです)
・羽織 (着物の上に重ね着をするものですが、訪問先で羽織ったままでもよく便利です)
・道中着又は道行コート (外出する際に着物の上に羽織るコート)
他にも沢山あるのですが、言葉にして書いてみると とても難しいものです。
着物に関心のある方は着物を専門に取り扱っている店で商品を目の前にして尋ねてみるのは一番理解が出来ると思います。
昔の日本人の生活は全て着物でした。
皆さんが知らない便利な和装品がいっぱいあります。天気が悪いから着物を着ないのでは無く、足元が悪い中で育まれた文化の知恵を探してみるのも楽しいものですヨ・・・・・・
それにしても私達の仕事は、今の現代人には とても難しい業種になってしまいました。
まるで外国製品を扱っているような所があり、着物の販売だけに努力していては、着物の初心者には付いて行けないところがあるようです。
ブログの書き込みをしながら解説を難しくしてしまったようだすが・・・・・・
そうそう、昨夜出会ったことの無い人から着物相談のコメントが入りました。
このブログに迷っていただけにとても嬉しかったです。
帰ってきたボール大切にしたいと思っています。
写真は無地の紬に羽織を合わせてみました。反物で着物と羽織を作ってみたのだすが、これがなかなか難しく解かりやすい工夫が必要なようです。
最近の羽織は膝下よりも長い丈のものが人気があり、歩いていて裾が揺れる所に味があるようです。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







コメント
このページは、ブログランキングで知りました。初歩的な質問をさせて下さい。
スリッパの様な形の草履を見たことがあります。足の指先にカバーがかかった感じです。あれは手持ちの草履にあとでくっつけるものでしょうか?パーツが別売りになってるのでしょうか?
それとも雨の日専用の草履があるのでしょうか?本文の「雨草履」が気になります。
「足袋カバー」の形もわかりません。
できたらブログに写真で紹介してもらえませんか?よろしくお願いします。
天気
天気について
コメントを頂、有難うございます。
ご質問の答えになっているでしょうか・・・・
草履にはカバーを後付けする所がありません。
従ってカバーと草履が一体になっています。
普通の草履は水を含むと底の痛みが早くなります。その対策として脱がれたときに割り箸を前と後ろに一本づづ渡し底を浮かせておくと通気性が良くなり長持ちします。
しかし、ひどい雨の日には雨草履をおススメします。