来週の23日金曜日から25日日曜日までの3日間、織りと染めの帯展をこの店でするのですが、その会に西陣織の職人さんをお呼びして爪かき本綴れ帯の実演をして頂こうと考えています。
その織機が先日京都から運ばれて来ました。
畳一畳ほどの大きさで、とりあえず店の奥に置いてはみたもののつづれ帯の制作途中の織機だけに怖くて動かすことができません。
明日の着付けの教室が終った後に売り場を広げ帯展の準備にかかろうと思っているのですが・・・・・・
いつも綺麗な商品ばかり見ている私は、運ばれた来た職人の道具に、年期と地味さを感じます。
職人さんの技を白山市のこの店でお伝えします。
この織機は、爪かき本綴れ帯を織るためのものですが、どのように織るかご存知ですか・・・・
経糸 (たていと) を強く張って、緩やかに通した緯糸 (よこいと) で、巻くようにしながら蜜に織り込んでいく帯なんですよ。
その作業を指先の爪で糸を掻(か)きながらすることから 爪かき本綴れ帯と言うんです。
写真の帯がその爪で掻いた帯の仕上がりです。
この仕事を帯展の中で女性の伝統工芸師にしていただこうと考えています。
無理を言ってお呼びするだけに、見に来て頂ける人が沢山いらっしゃるとるといいのですが・・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






