着物のお洒落は、なんといってもカジュアルの着物です。
その代表的な着物が紬や小紋になりますが、帯の合わせ方で着物の雰囲気も、その人が持っている遊び心も 天と地ほどの違いが出ます。
それだけにカジュアルのコーディネートは、私には楽しくて仕方ありません。
特にその魅力を引き出すのが帯にあるようです。
この写真の 「ふくろう」 は何に見えますか・・・・・・
絞りで染めた縮緬のお太鼓柄の名古屋帯です。
幸せそうに星の下で休んでいる親子のふくろうがとても可愛いですね。
腹に出る部分の柄は月と星になっているんですよ。
墨色の縞の紬に合わせて陳列していますが、この帯は年幅も広く親子で締めて頂ける帯です。
仕上げて街を歩いている姿を想像するだけで、ワクワクしませんか・・・・・・
お洒落な着物とは、着られる方のワクワク感を感じるコーディネートが基本にあるように思います。
その案内人が私達の見立てだと考えています。
着物は自分を表現する和のファッションです。
洋服と違い着物の形はみな同じなのに、自分に合った色や模様、そしてコーディネートの仕方次第で、洋服以上の魅力を引き出してくれます。
そのツボを体感すると着物のとりこになるようですヨ・・・・・・・
そしてもう一つ付け加えたいことは、自分に合った着物とは、色や柄だけではなく、体に合った寸法も含まれます。
せっかく楽しいコーディネートをしても、腕首が極端に出たり 身幅が広すぎてシワが出たりするとお洒落がだいなしです。
自分の体に馴染む寸法が、一人一人にあることを忘れないでおいて下さい。
意外とそのことに気付いていないのが、着慣れない初心者に多いことを感じています。
着物のセンスも遊び心もあり、着ていて疲れない着物寸法や着付けが整って、初めて知る着物の面白さ・・・・・・・・・・
そこにたどり着くまでには、着物屋さん通いが必要なように思うのですが、・・・・・
皆さんはどのように考えますかね~

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






