古いお客様から草履とバックのことで、開店前にお電話の相談がありました。
昔、履いていた娘の草履の修理が出来ないかというのです。
急なご様子だったもので、早速拝見しにお伺いしたのですが、表面にヒビが入り部分的にめくれていて、お直しが出来るものではありませんでした。
お客様に使えない事を説明をして、詳しいことを尋ねてみると・・・・・・
嬉しい答えが返ってきたのです。
娘の三番目の小学6年生の子供はが少年野球を卒業するとのことで、最後のお別れ会に父兄のお母さん方全員が、着物で主席する話になったというのです。
私は、思わず拍手喝采の手をお客様の目のまえで叩いてしまいました。
誰が言い出したのだろう~
反対する人はいなかったのかな~
粋なことを考えたものだな~
お客様の話は上の空で、野球少年のお母さんの気持ちを創造してしまい、嬉しくてたまりませんでした。
着物離れが進む中、若いお母さん方が、皆で話し合って着物を着て主席するなんて素敵な話だと思いませんか・・・・・・・
お婆ちゃんは、娘が着ていく着物や帯、そして小物を確認して美容院に持たせたと言っていました。
そして、お客様の気になるのが草履とバックです。
着物を着るのは今週末、使えないとなると新しく用意しないと・・・・・
笑みをこぼしながらも余計な失費に頭を痛めていました。
そして店に来てくださることになったのです。
娘さんは170センチを超える方で、足のサイズも大きく、今後のことを考えるてLL寸の草履をオススメさせて頂きました。
足のサイズが25センチ以上でしたらLL寸の草履が必要です。
写真の左側がL寸、右側がLL寸ですが、わずかのことで履きやすさが違います。
規制の商品ではなかなか無いのが実情ですが、たまたま同じような身長の方からの相談があり品揃えをしていたのが幸いしたようです。
時間があれば誂えることも出来たのですが・・・・・・
この草履については、日を改めてブログに書いてみようと思っています。
とにかく野球少年のお母さん方が皆で着物を着ると聞いてブログ記事にしてみました。
まとまりの無い文になったかもしれませんが、きもの業界で仕事をしている私の嬉しい気持ちが伝わりましたかね~
その会場にお伺いしたいですね・・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







コメント
さすが金沢ですね。お母さん方が着物きるなんて。おもしろいお話ありがとうございました。ポチ!と応援しておきました。
コメントが遅くなり申し訳いりません。
この記事に関心を持っていただきありがとうございます。
これからもホットな話題を紹介したいと思っています。
その際には是非コメントくださいね・・・・・
応援をくださりありがとうございました。