昨年の梅雨時に浴衣をお買い求め頂いたお客様が、仕事でこちらに来ることがあったのか、立ち寄って下さいました。
40歳前後の方ですが、とてもお洒落な感性を持ち合わせていたもので、印象に残っていました。
お客様は和雑貨から静かに一つ一つ目を通し、張り詰めた空気がしばらく続きました。
そして小物を選んでレジに・・・・・・
その際に、着物をお召しになる機会はありませんか・・・・
と、尋ねてくると、
そこに掛けたある紬と帯、素敵だすね~
そこで、初めて心が通い始めました。
帰りかけたお客様は紬の前に・・・・
この着物はどんな時に着れるのですか。
この帯は他にはどのような着物に締めれるのですか。
仕上げたらいくらになりますか。
着物に対してそれほど詳しくないようで、
それからは商品の説明とコーディネートの仕方です。
お客様の顔からは、笑顔が・・・・・
心がワクワクしますね~
お客様の感性と一緒になれたことが、とても嬉しかったです。
日を改めてご主人を連れて来ると言ってお帰りになりましたが、
上級者の目を持ったお客様に感激をしてしまった私です。
よいご返事を頂けると信じ、その商品を売り場からさげることにしました。
いいものはいいね すきなものはすき
故、渡辺俊明の言葉ですが、今日のお客様のような気持ちを表しているようでした。
貴方のクリックが明日への力になりますm(_ _)m