猫の帯で単衣の着物をコーディネート・そしてほたる絞り

 

蒸し暑さを感じるこの頃ですが、この時期から着ていただきたい単衣の着物を今日は紹介してみます。

専門店さんの解釈によっては微妙な違いがありますので、これから書く記事は私の考え方です。

参考にしてみてください。

 

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着物は絞りの一種である 「縫い締め絞り」 という技法の縞柄。

素材が綿58%・麻42%なもので、夏の着物でもあり、こだわりの浴衣という捉え方もできるのですが、袷の時期が過ぎ今日のような蒸し暑い日には裏地が付かない単衣の着物として着ることも可能です。

その際には夏帯を合わせない方がより単衣の着物らしくなります。

 

そこで合わせてみたのが裏糸が通っていない猫の柄名の古屋帯。

素材が薄くて軽い帯です。

 

同じ色のトーンで合わせてみましたが、ふっくらした猫の表情が幸せそうで可愛い感じにまとまったと思います。

帯のたれ先に見える足跡にも注目したい帯です。

 

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お腹に出る模様は猫の足跡。

 

あっさりした着物柄だけに猫の帯が映えると思います。

見ているだけでもワクワクして着物が楽しくなるでしょ・・・・・・

 

このようなコーディネートをすると、何処から見ても単衣の着物の着こなしです。

 

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もう少し猫のこだわってみたい方には、和のアクセサリー 「猫の帯止め」 などをすると面白さも膨らむと思います。

 

この季節の着物の着こなしは、着物に詳しいかたであっても何を着ようか迷うものです。

私もお客様から相談を受けますが、遊びの着物であれば自由な考え方をすれば良いと思います。

 

だって自分の着物をどんなふうに着よーと、他人にとやかく言って欲しくなですよね~

とにかく着物を楽しむこと、そしておしゃれにチャレンジしてみることです。

 

全て経験から学ぶ取ることができるのが着物の世界なのかもしれませんね。

 

ところで、今月の17日から 「にゃんニャン猫展」 を開催致します。

そのこともあって単衣の着こなしに猫の模様を合わせてみました。

猫好きな方は是非この機会に遊びに来てくださいね。

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させ、今日はもう一つ記事を書いてみます。

 

写真は 「ほたる絞り」 という技法で染めた着物です。

丸く白くなっている箇所がそのほたる絞りを加えてところで、写真を大きくしてみます。

 

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染色が終わり絞りをほどく前の状態で、着物地の色と同じ色に染まっています。

 

この突起物は真綿なんですよ。

両柄から白生地を真綿で挟み、糸で固定をして染めているんです。

 

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着物生地を横から見ると挟んでいるのがいるのが解ると思います。

押さえつけられた部分だけが染まらないという技法です。

 

始めに紹介した 「縫い締め絞り」 と 「ほたる絞り」 、絞りにもいろいろあることがお解りいただけたのではないでしょうか・・・・・・・

 

 

今日は息子の彼女と娘の彼氏を交え、皆で夕食です。

楽しい食卓になりそうです。

早く戻らないと・・・・・・・

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