セミの羽根のような小千谷縮をブルーと白でコーディネート・そして三勝さんの黄緑色の綿紅梅浴衣

  夕方から忙しい時間帯があってようやく落ち着いたところです。

これから投稿が残っていて、最後の力を振り絞って記事を書いてみたいと思います。

今月の京都の或るところから和装業界の情報が封書で送られてきましたが、業界を語る時にレンタル着物やリサイクルショップの動向が欠かせなくなっていて、若い年代層のカジュアルへの火付け役にとして大きな存在になっているのではないでしょうか?

一方で地域の呉服店は若い年代層を動きを掴めきれず、固定客に頼る催事はマンネリ化していて、業界全体として明るい兆しが見えてこないことを紐解く情報でした。

当たらずとも遠からずという思いで、送られてきた情報を読ませていただきましたが、染みついた体質を変えられないのが地域に根差す呉服店ではないでしょうか?

どうして私の店に送られてくるのか解りませんが、業界の動きを真摯に受け止めながらも、例外となる郊外の小さな小売店として、地域の方々から認めていただける店作りをしたいと思っています。

さて、今日はセミの羽根のような小千谷縮を白とブルーの色で爽やかにコーディネートしてみたのでご覧ください。

DSC_0008odiyatidimiwoko-dhine-to-1.JPGブルーの色の濃淡を縞柄に変化を付けた小千谷縮を白地にブルーの色で模様を起こした羅織の名古屋帯で組み合わせてみました。

淡白な色が重なり合ったコーディネートですが、透明感を引き寄せるものがあり爽やかさを感じています。

DSC_0016odiyatidimiwoko-dhine-to.JPG帯〆帯揚げに刺激のある色を加えるのもおしゃれな合わせ方ですが、ここは静かな着こなしが涼しさを呼ぶのではないかと思って、マイルドな色を挿してみました。

このような清潔感のある着こなしを好まれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

DSC_0005mennkoubaiyukata-512.JPGそしてこちらは「三勝」というメーカーさんの綿紅梅の浴衣地です。

このような黄緑色の浴衣って、これまでに目に触れたことがなくて用意したものですが、この色も爽やかでしょ・・・

お嬢様色のような感覚を持っていて、優しい気持ちで関わりたい気持ちにさせられます。

DSC_0003mennkoubaiyukatawoko-dhine-to.JPGそんな想いからか、白地に5色のラインが入った羅織の浴衣帯を合わせてみました。

可愛い着こなしになったかと思います。

その日の気分でセレクトする着物が変わりますが、爽やかな一日だったものでこのような着物を選んでみました。

参考になればいいのですが・・・

エネルギーが尽き果てたところで閉店とさせてください。

では、お休みなさい。

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