さて、この写真は何だと思いますか。
クイズみたいな書き出しになりましたが、絹織物の着物で商品名は 「絹上布」 というセミの羽根のように透ける夏の着物なんですよ。
写真で見てもお解りのように通気性にとんだ涼しくて軽いのが特徴です。
皆さんには聞きなれない着物単語 「絹上布」 のことについて少し説明をしておきます。
そもそも 「上布」 とは麻織物の名称で上等の布の意味があります。
苧麻 (ちょま) ・・・・(上質の麻、イラクサ科の多年草で別称からむしと言います)
上布の着物で有名なのが越後上布・宮古上布・八重山上布・能登上布などがありますが、最近では絹糸でまねて織った 「絹上布」 と呼ばれる夏の着物が市場にあるんですよ。
麻と絹の違いですが、比較的安価なことから夏の普段着として重宝がられているお品です。
その着物をコーディネートしてみました。
格子柄が全体にあるもので、帯はスッキリとした白地のお太鼓柄の図案化した可愛い花柄を合わせてみました。
帯の素材は細い紬糸で織った立て絽に染を加えた名古屋帯です。
ベーシックな着物が明るい色合いの帯を合わせることで、華やかさが増しますね~
健康的なオシャレを感じるのは私だけかな・・・・・・
このような着物で日傘を持って町を歩いていたら皆注目をするだろうな~
そんなことを想像しながら白っぽい帯を合わせながら楽しんでいました。
真夏に着る普段着は最高のオシャレ、
注目されるだけにコーディネートにはこだわりたいですね・・・・・
このせんべいは昨日子どもたちからプレゼントされたものです。
私は固焼き煎餅が大好きなんですね~
何処で見つけて来たのか知りませんが、その煎餅には 「ありがとう」 と 「感謝しています」 の文字が入っていました。
「感謝しています」 という子どもたちの気持ちは良く解りませんが、「ありがとう」 という素直な気持ちはなんとなく伝わってくるものがあります。
親子だからでしょうかね~
飾りっけのない言葉 「ありがとう」 。
私のほうが 「ありがとう」 と言わないといけないのに・・・・・・
食べ過ぎて残り一枚になってしまいました。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






