ジメジメと蒸し暑い日が続き、セミの元気な泣き声が耳に付く一日でしたがカレンダーは8月29日。
静かに秋が近づいています。
ここまで来ると夏に終止符をつけ、秋商戦のことを考えないといけないのですが、今日は今年の浴衣商戦のことを振り返ってみようと思います。
各仕入れ先の話をまとめると、今年は何処のお店も浴衣の動きが悪かったような話しをしていました。
しかし私の店は、そんなに悪くなかったんですね~
上出来と言うわけではありませんが、その結果を私なりに考えてみると、プレタ浴衣(仕立上り浴衣)に依存し過ぎなかったことが良かったように思っています。
それと、夏きもの近い浴衣にこだわったことが、お客様のニーズと噛み合ったようにも考えています。
長年に渡り、浴衣が若い人を中心にブレイクしてきましたが、単に浴衣を揃えるだけであったり、ディスカウントするだけでは、お客様の心を捉えることが出来なくなっているのかもしれませんね。
接客していて、お客様は普段と違う着物の装いに対し、奇麗になりたいという願望に応えてくれる店を探していることを感じています。
それが素材であったり、色柄であったり、自分に合った寸法であったり、コーディネートであったりするわけですが、素敵なオシャレの価値にお金を使っているように思います。
その意味では、質が問われる第2・第3のステージに立ち消費する人が増えているのかもしれませんね。
今年を振り返り反省したい点は、浴衣帯を例年より多く残してしまったことです。
浴衣を半巾帯で浴衣らしく着る着こなしと、名古屋帯で着物らしくなる着こなしとでは、帯の種類が違うことから、品揃えを増やし対応したからです。
これも勉強です。
来年につなげたいと考えています。
そして、この店の夏は終わりましたが、今年も浴衣という商材でいろんなことを学ぶことが出来ました。
この経験を秋の商戦に活かしたいな~
近づく秋に想いを膨らませる私です。
いまだに秋の店作りにもたついています。
昨日は出入り口の秋の演出、
そして今日は、店に入るとすぐに目に入る秋の和雑貨のディスプレー。
作っては壊しの繰り返しです。
秋を待ち望むお客様に楽しんで頂きたいからね~・・・・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






