ただいま帰りました。
3日間店を留守にしていましい、ピントが合わない状態でパソコンと向き合っています。
刺激的な3日間だっただけに何を書こうか迷ってしまって・・・・・
二日間、京都で仕入れを終えた私は、京都に来ている鶴来商工会メンバーとホテルで合流し、4日の今日、行動を共にしました。
目的は兵庫県篠山市にある篠山市商工会への訪問です。
そこで商工会の活動を勉強するため・・・・・・
初めて訪れる町は、のどかで故郷を思い起こす環境の中にありました。
職員からこれまでの活動を聞かせていただき、その町の商店街を見学してきたのですが、驚く事が幾つかあり、きょうはそのことを書いてみようと思います。
この町は黒豆で有名な土地ですが、街にはコンビニや居酒屋が一軒もないという昔の商店街を感じさせるものでした。
そして、その商店街の中に呉服町という地名があり、歩いて同業者の店を探したのですが見当たりません。
ただ一つ雑貨屋さん化した呉服店があっただけです。
私の憶測ですが、おそらくこの町内には呉服店が幾つもあったのではないかと思います。
そのことを裏付ける資料として、商工会のロビーには、大正時代前後の3・4店舗の呉服店のチラシが張り出されていました。
そのチラシと商店街の繋がりは私の想像でしかありませんが、その現実に正直ガッカリさせられました。
生活環境の変化に呉服店が付いていけなかったんでしょうね・・・・・・
これは小さな町の一業種のことですが、この構図は今の商業界と似たところを感じています。
それは、大型店と商店街、又は量販店と家業店の構図です。
商店街は家業店が集まって成り立っています。
その商店街が時代の変化に右往左往しているのが今の時代ではないかと考えています。
話を戻しますが、私の業種は昔と違って生活必需品ではなくなりました。
そればかりか、冠婚葬祭の衣類でもなくなってきているようにも感じています。
着物はおしゃれを表現する衣装・・・・・そのように捉え店作りをすることが、今の着物ニーズに合っている気がしています。
商売はお客様に喜ばれ感動を与えて成り立つもの。
その視点で店作りの仕組みを創意工夫することが、いつの時代も求められているように思うのですが・・・・・・
頭では解っていても、何を変えたら良いか判らないのが経営者。
私もその中の一人ですが、物が溢れている時代に経営センスが問われる昨今であることを篠山商店街を歩いて感じた私でした。