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梅雨のまん真ん中、今ひとつ物足りなさを感じながら「夏物の会」を迎えています。
そして、浴衣もここしばらく動きが止まっていて、湿った空気は自分の心にまで 近づこうとしています。
どこかで気持ちの切り替えが必要なのかも・・・
そんな身勝手な論理で言い訳をしていますが、今後の店作りに知恵を絞っている私です。
そのような状況下の中で、浴衣の動きは、ほぼ100%と言っていいくらいオーダーメード仕立ての反物からのご注文ばかりで、プレタの出番は花火大会や夏祭りまじかになってから動き出すのではないかと予測しています。
そてと、ネットからの御注文もいただいているのですが、目に留まる柄はみんな同じみたいで、対応が出来ない状況にあることを残念に思っております。
さて、話は変わりますが、最近の浴衣市場は10代・20代を中心に、多彩な浴衣が作りだされていますが、本来の浴衣って写真の柄のように藍色の単色柄が基本ではなかったでしょうか・・・。
その人気は今でも衰えていませんが、浴衣ファッションを前面に出すというよりは、夏の風情を感じさせるもので、今も変わらない味を感じています。
単色の浴衣から想像するキーワードといえば、
・ 湯上りにうちわ
・ 畳や縁側にすだれ
・ 縁台に置かれた冷たいスイカ
・ 素足に下駄
・ 習い事のお稽古着などなど
そこには普通の夏の生活があり、昭和の時代の懐かしさと女性の優しさ、そして浴衣の原点を感じのは私だけでしょうか・・・
今日アップした浴衣には、これといった特徴があるわけではありませんが、年代幅も広く、飽きのこないの浴衣だと思います。
お値段は¥25、200 (竺仙の浴衣)
江戸下駄は¥10、500
紗献上の浴衣帯は¥21000 (本筑博多帯)
このような浴衣で、女性の魅力を引き出してみるのも、なかなか乙なものではないでしょうか。
参考にしてみてください。
次に、仕入れ先の染め屋さんが楽しい帯を染め上げて持って来てくれましてね~
確か2年近く前にも紹介したことがあったかと思いますが、ワーゲンのような形をした車柄です。
単純に楽しいと感じてもらえる帯だと思います。
若い世代の女性は、人を引き付けるおしゃれをしたいと考えているのではないでしょうか。
日々お客様と接客をしていて、そのようなことを感じている私ですが、厳しいといわれている市場の中でも、新しい模様にチャレンジする職先がいることを誇りに感じています。
ところで今晩8時からワールドカップ、日本対オランダ戦が始まります。
カメルーンから勝ち点3を取っているだけに、是非応援をしたいと思っていて、投稿を早めに済ませる段取りでいます。
おそらく日本中が熱狂の渦に包まれることでしょう。
微力ながらテレビでパワーを送り、奇跡が起きることを信じて応援したいと思っています。
それでは今日はこれにて・・・。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







