今日は来客が多くありまして忙しい日でした。
昼食は2時ごろだったかと思いますが、県外からの問い合わせなどもありまして、夕方近くなるとエネルギーを使い果たし集中力を失っております。
来店された方や県外からの用件は、すべて浴衣に関連したもので、実りある一日だったかもしれません。
昨年と比べ物にならないくらい浴衣の動きが良くて嬉しく思っていますが、この先も浴衣商戦は続くこともあり、気持ちを引き締めて、お客様の願いが叶えられる店でありたいと考えております。
それでは今日の投稿です。
着物をご準備される商品の中で最もご相談が少ないのが男の子の着物ではないでしょうか?
この時期になると男児ゆかたのご相談をいただくことがありますが、それでも絶対数はかなり少なく、その多くが既製品のゆかたになります。
しかし既製品に物足りなさを感じていらっしゃる方もいらっしゃって、わずかですが男の子の反物の浴衣を紹介させていただきたいと思います。
ここに4点の男児浴衣をアップしてみました。
まず白地のカニさん柄は竺仙さんから出されているもので、正絹の兵児帯でコーディネートしたものです。
可愛いと思っていますが、長さが大人分の12mと、長さがたっぷりあり、三つ身(5・6歳)でしたら二人分作れる長さがあります。
一方、右側に並ぶ3点は、子供ゆかたを染めているメーカーさんの長さが8mの長さの品で、四つ身(7・8歳)まで対応できる長さのものです。
お仕立てをされる場合は、長年着れるように身丈や裄(ゆき)をタップリ取って仕上げております。
お子さんの体型に合わせて縫い上げをしていただくことになりますが、既製品の品よりも年数を長く着ることができる仕立てをさせていただいています。
これもお客様のご要望をお聞かせていただいてからお仕立てをさせていただいていますが、ペラペラの素材ではないので、ご安心いただけるのではないでしょうか。
それに柄もオーソドックスで、既製品とは一線を引きものだと思っております。
参考にされてみて下さい。
ついでと言ってはなんですが、男の子のお宮参りにご準備された着物を七五三の3歳に使いたいとお考えの方に、新製品が市場に出たので、その情報もここに紹介したいと思います。
それが男の子の被布コートです。
これまで市場になかったもので、専門家としてどのように説明を加えたらいいのか迷うものがありますが、女の子の男バージョンと考えていいのではないかと思っています。
つまり袴なしで、3歳の七五三ができる装いとなります。
被布コートの模様は勇ましさを表現したものとは若干違って、古典柄を上品にまとめたものです。
背中も裾に模様を入れていますが、ご希望とあれば背中に一つ紋を入れることも可能かと考えています。
これまでと全く違った男の子の着こなし法で、正直戸惑っていますが、これも時代の流れと言えるのかもしれません。
十分な説明になっていませんが、参考になるものであればと思って紹介させていただきました。
とにかく子供物は限られた物しか作られていなく、男の子となると、なおのこと選ぶものが少ないのが現状です。
それだけにきもの専門店を頼りにすべきではかと思っていますが、ご理解をいただけていないのが実情で、もう少し子供物の情報を出していくことが必要かと思っています。
ところで浴衣選びが活気付いてきましたが、世の人たちの多くはお得感のある品を探していることを仕入れ先から聞かされていますが、店でお客様の対応させていただいていると、安心できる商品でセンスの良い品を探していらっしゃる気がしてなりません。
お選びになられたお客様は大切にして着たい言ってくださいます。
浴衣であっも着物を愛する心があから口にできる言葉で、そのお手伝いをさせていただいていることに喜びを感じています。
そしてもっと素敵な店にできればと思う気持ちも湧いてまいります。
限られたことしかできませんが、この仕事に誇りを持ってお客様と接したいですね・・・
それではこれにて・・・
お休みなさい。