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今日の話題は このハトです。
見てのとおり、ハトの模様をアップにして写したしたもので、和装の柄として制作された商品なんですよ。
なぞかけみたいになりましたが、帯の模様として職先に作ってもらった品で、秋号のきもの雑誌が発売になる今日を意識したかのようにして、店に届きました。
紬素材の生地に、ハトの輪郭を刺しゅうで描き、口ばしには緑の葉が付いた小枝を一枝を加え、いかにも「幸せを運ぶ鳥」という印象が伝わってきます。
模様の荒々しさの中に、素朴な味と優しさが表現された、ハトの全体像をご覧ください。
縞の模様の士乎路(しおじ)紬に合わせてみました、これがとってもおしゃれで、細い線のハトが空を飛んでいるみたいで面白いでしょ・・・。
この写真を見るだけで心が弾み、メルヘンタッチのハトに目が釘付けになります。
前の腹の部分も小物で色合わせしてみましょう・・・
ハッピーな感じになるように、帯締め帯揚げをコーディネート。
シンプルな中におしゃれ感があって、上品にまとめることが出来たように思います。
コーディネートの最後に、長襦袢を合わせてみることに・・・
兎柄です。
袖の振りの部分を意識して写真に収めました。
チラッと、このような兎が見えたりすると 楽しい気持ちになれると思いませんか・・・。
楽しいコーディネートは、小さなプチ行事もイベント的になり、その着こなしを人に見せたくなるのが おしゃれな女心。
そこに着物の出番が待っている訳で、現代の着物の楽しみ方でもあります。
どうかご自身のこだわりを 着物の着こなしの中に取り入れてみてください。
今日発売になった「美しいキモノ」の秋号を見ても、カジュアル系の着物ば注目されているのか、最初のページから紬ばかりが紹介されていて、趣味性の高いコーディネートに心引かれるものがあります。
ここで紹介した「ハトの帯」もその一つ。
ハトを手にして、幸せをな気分になっていただきたいと願う私です。