私の目から視た震災後の京都の様子

 静かな夜明けと共に、朝陽が私の背中を突き押すかのように京都へ向かわる。

足元から映し出される影は、私の体を押しつぶし、電信柱のような長さにまで伸びて、激しく動いていました。

空は青く澄み渡り、こんなに気持ちのいい朝は久し振りです。

 

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春休みでもあり、駅の待合室には何組かの子供連れのファミリーが電車の到着を待ちわびる光景が目に入り、その子供達の頭上からは福島原発事故のニュースが・・・

 

 震災地とはまったく違う朝が動き始めようとしていて、何事も無い「無事」が いかに幸せであるかを改めて教えられていました。

 

 

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そして、京都の仕入れ先回り・・・

 

どこの職先も今回の地震と原発事故で、大なり小なりお得意先が被害に遭われたようで、先々のことを案じていました。

それでも弱音をはいている会社はなく、それぞれのポジションを一生懸命やるしかないと励まし合いながらの商談会だったように思います。

 

人出(業界人)は例年より少なく活気も半減している感じを受けましたが、震災後も業績を伸ばしている専門店さんもいて、気持ちの問題が経営の側面から見えてくるところもありました。

 

 

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京都も桜の開花が遅れているようなことを聞いていて、歩いていても桜が目に留まることがありませんでした。

急いでいて気が付かなかっただけかもしれませんが、最後に訪れた会社のビルの谷間から顔を覗かせていた桜を目にした時は、

「春が来たんだ~」

どれだけこの春を待っていたことか・・・

私の心にも花が咲いたみたいでチョッと嬉しくなりました。

 

簡単ですが、4月1日、私から見た京都の様子を書いてみました。

 

それでは、また明日お会い致しましょう