スマホの乗り換えと骨肉の争い・そしてこの先の呉服店の在り方を考えてみました

機種変更したスマホ 店主のひとりごと

今日は風がありましたが、暖かな一日でした。

その風が花粉を運んで来たのか、クシャミや鼻水が流れ、おまけに目のかゆみもありまして、花粉症になっております。

午前中も目をはらしてマスクをして店に寄ってくださったお客様がいらっしゃいましたが、その方も花粉症で、はるかに私より重症で病院へ行こうかと話されていました。

待ちかねた春も花粉症の方には、次なる試練という感じが致します。

 

ところで下の娘が、2年間近く使っていたスマホの使用料金が上がるからと言って、機種変更をしたらいいと言い始めましてね~

その方面はまったく無関心で、ガラケーからスマホに替えたときも、娘に背中を押されて機種変更を丸投げしていて、何か考えるところがあったのでしょう。

 

 

 

機種変更したスマホ

機種変更したスマホ

そして今日、機種変更した新しいスマホを持って来てくれました。

 

テレビのCMで流されている通信会社の”乗り換え”と言えるもので、使い方は以前と全く同じで機種だけが新しくなった感じです。

娘いわく、2年後から使用料金が割高になるような話していましたが、この世界がどうなっているなんて分かるずもなく娘の判断に任せております。

 

ただ私には通信会社の骨肉の争いのように思えるものがありまして、選択肢がいろいろあるということは、スマホを持つ人にとっては有り難いことなのかもしれません。

 

このことを引き合いに私の仕事を考えてみると、スマホのみたいに生活の欠かせないものとは言えない業種になっていることは否定できない現実です。

 

しかし、着物を着てみたいと思っている方は多く存在していて、そのニーズに応えたいと生まれたのがレンタル着物ではないでしょうか?

また、いらなくなった着物を処分したいという人も増えていて、その受け皿として市場に現れたのがリサイクルショップかと思います。

 

片方は、着物を保有することなく着たいときに着物が着れるという便利性があり、もう片方は、お手軽な価格で着物を手にすることができるもので、着物を着てみたいと思っていらっしゃる方には、呉服店さん以外に、着物選びの選択肢が広がったと言えるのではないでしょうか?

 

そのことで危機感を覚えているのが呉服店さんで、その先にある仕入先であったり、伝統技を持つ職人さんで、着物の価値観が変化している社会の中で、呉服店の存在が薄くなっているといっても過言ではありません。

 

もしかしたら、和装業界だけの話ではなくて、ありとあらゆる業種で当たり前だった仕組みが変わり始めていて、サービスや物を売る側としては立ち止まっていられない証かと思っています。

 

私たちの仕事が、どうしたら着物初心者に受け入れていただけるのか、また、着物愛好家に新しい情報とおしゃれな着こなしを伝え、着物専門店が必要であることを示していかなければなりません。

 

頭では理解できても、毎日が手探りで迷うことが多くありますが、根気よく夢を持ち続けて努力を重ねなくてはならないと思っているところです。

 

ところで、これまで私が使っていたスマホは何処へ行くことになるのでしょう。

考えてみたらもったいない話ですが、そのようなことを深く考えないのも今の社会なのかもしれませんね。

オンラインショップもよろしくお願い致します。

 

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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