古典の振袖を拝見して感じた事

 なんだか今日は憂うつな日です。

雨模様という事もあるのかもしれませんが、私の心は鉛色の空と似ています。

 

時計の秒針みたいに、少しもジッとしていない自分の心。

風船みたいに膨らんだりしぼんだり・・・

夕日みたいに赤く染まったかと思えば、氷のように固まることだったあります。

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いつも穏やかな心でいられるなんて無理なことなのかもしれませんね。

 

 

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今日市内の仕入れ先に出向いたら、とてもクラッシックな振袖が掛けてありまして、担当者に確認を取ってカメラの納めさせて頂きました。

 

今時のパンフレットに掲載されている振袖とは真逆の重量感のある着物と言えるでしょう。

ゴ―ジャスで、人の心を捉える魅力を感じますが、こうした商品が市場には少なくなっていしてね~

 

特に振袖となると、大量生産した割安感のある商品が主流になっていて、古典的なこだわりの振袖が受け入れていただけないところがあるようです。

 

その理由としては価格面のことも考えられますが、成人式の衣裳がコスプレ的になっていることがあります。

そうなると、着物の魅力を知らない10代の女性には、難しい着物になってしまうのかもしれません。

 

作る側も、作っても売れないのなら訪問着や附け下げを作ろう・・・ということになるのが職先の心理だと思います。

 

価格競争の中で屈した先人たちの技、この先、継承することができるのか不安が残ります。

 

ところで今月も一週間足らずで終わりです。

均等に一月が与えられているのに、どうしてこんなにも8月は商いが少ないのでしょう・・・

 

同じ事の繰り返し、知恵は何処へ行ったのでしょう・・・

  

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