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蒸し暑さが残る真夏日、しかし心は秋モード。
秋のおしゃれを考えるのは少し気が早いかもしれませんが、今日はおしゃれ長襦袢を紹介したいと思います。
皆さんは長襦袢が何であるかはお解りだと思いますが、和装下着の一種で、上半身だけの半襦袢に対して、裾(すそ)まである襦袢のことをいいます。
着物と肌襦袢の間に着る対丈(ついやけ)のもので、半衿を掛け着物の裏の汚れを防ぐと共に保温の役目もするものです。
礼装用(黒留袖や喪服)には白地を合わせますが、それ以外は色物や柄のあるものを用い、袖口や振りからのぞくこともあり、着物との調和が和装の美しさと言えるでしょう・・・
今回紹介するのは、訪問着や色無地に合わる上品な襦袢とは違い、遊びのある小紋や紬などにおしゃれを楽しむための個性的な長襦袢になります。
最初にレトロ感が溢れる牡丹柄の長襦袢から・・・
そして水玉模様の長襦袢で色は4色。
モダンな小紋長襦袢で模様は何であるか判りますか・・・
猫の模様です。
そして、画像が小さくなりましたが、こちらも可愛い猫柄なんですよ・・・
どうですか面白いでしょ・・・
お値段は全て¥37、800です(絹100%)
この秋、気分を変えて着物を着てみたいと思っている方、どうか参考にしてみてください。
今回のおしゃれ襦袢、10月の「神無月展」にてバージョンアップして紹介したいと考えているところです。
先程、新潟県の女性の方から商品の問い合わせがありました。
あいにく以前アップした品で店には有りませんでしたが、その方としばらく電話でお話をさせていただくことに・・・。
その方がおっしゃるには、地域に昔からあったきもの専門店さんが2件もなくなってしまい、近くで選ぶ店が無いようなことを話されていました。
この話は新潟県に限ったことではありません。
ネットを通して、他県からもそれとよく似た話しが届いていて、これから和装業界がどうなってしまうのか不安を隠しきれません。
今、きもの愛好家が私たち業界人に求めているのは、気軽に相談できる店であり、和装にこだわる店を探しています。
それも新しいニュースを持ち合わせている店です。
だからネットを活用されるのではないでしょうか・・・。
しかし、ネットで商売に繋がるという簡単な商品ではありません。
ここが難しいところで、誠実に続けていくことで新しい道が開かれていくと信じるしかありません。
その積み重ねが、新しい21世紀型の専門店を創って行くのでしょう・・・。
このブログを見ていただいている多くの方に申し上げたい。
どうか遠慮なさらずご相談をいただけないでしょうか。
知らない方との出逢いは、店の存在を確認できて機会でもあり、もっと頑張ろうという気持ちが湧き上がるものだからです。
問い合わせをいただいた新潟県の方は、9月9日に東京に行かれるそうです。
一日違っていれば、銀座での展示会に伺えたのに・・・
関心を持ってブログを見てくださっていることに感謝したいと思います。
それでは皆さん・・・今日はこの辺で。
お休みなさい。