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朝起きをして京都へ向かう。
いつも新しい月の始まりは、こうして始まります。
京都に入るのが朝8時40分頃。
それから順番に仕入れ先を回る訳だが、一日を終えて戻って来た時にはエネルギーを使い果たしてしまって、なにもしたくない病になっています。
11月の京都は、染織関係の各団体が集まり、私達にアピールする場が設けられていて、例年より活気があったように感じました。
少し砕いた言い方をすると、ビジネスチャンスを広げるたまに作り手と、売り手がお見合いをし、商談を進め場です。
そこには市場にPRしたい新製品が出品されていました。
各社さまざまな商品が並んでいる中で、目に付いた商品がいくつかありました。
それは、作り手側が消費してくださる側に立ち、リーズナブルでカジュアルな着物と帯をコーディネート提案がされていたことです。
年代層は20代~30代。
この年代層は、昔からの呉服店さんが一番苦手としている層なだけに、新しい取り組みとしては面白いと考えますが、同時に新しい芽を育てるという根気も求められるものです。
いずれにせよ、改革が求められている事だけは確か。
刺激をいただいた気がしました。
お天気も良かったこともあり、たくさんの件数を回ることができましたが、その分疲れも増しヘトヘト。
京都駅に戻ると、駅の特設会場でクラッシックの演奏がされていました。
しばらく立ち止まり、その音色に耳をすませ聞いていると、不思議なことに心が癒されましてね~
行政の乙な計らいに感激を覚えたひと時でした。
これで、私の一日がようやく終わりました。
では、お休みなさい。