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目が覚めると青空が広がり春の陽気、予報で雪だるまマークが出ていることが不自然に思えました朝でしたが、午後から雲が張り出し鉛色の空へと変貌。
天気予報は当たっていました。
強風と共のアラレが降り、ミゾレと変わる荒れた天気になり寒い一日となっています。
こんな日は気持ちが沈みなす。
最後の冬のあがきと割り切り、春をお伝えしたいと思います。
昭和の時代に和装業界によくあった色「ヒワ色」の着物を、爽やかにコーディネートしてみました。
正確な色を出しきれていませんが、苗代から田んぼへ植え替える頃の苗の色です。
まさに春の色といえますが、コーディネートした着物は色無地に見える小紋。
うっすらとグリーンと金の線が入っていますが、離れると無地になって見える控えめな模様です。
白っぽい袋帯を合わせることで、セミプォーマルの着物となり、お茶会やセレモニーの場にお召しになるのではないでしょうか・・・。
こうした無地風の小紋のコーディネートは、帯、帯〆帯揚げと合わせていく中で、色を多く使わないことで、上品さを作りだしていくものです。
色白の方がお召しになると、さぞかし綺麗で着姿が引き立つことでしょう。
どうか春を呼び込む色で、おしゃれを考えてみてください。
(上品で柔らかな色合いは正確な色を出すことが難しくて苦労させられます。)
今日、3・11は、私達日本人には忘れてはならない日です。
昨年の今日の日を思い出すと、日本が沈没するのではないかと本気で考えていました。
震災に遭った土地の方には、復興とは名ばかりで何も変わっていもどかしさを感じているように思いますが、子供たちの若い力を報道で見るたびに、生きることの素晴らしさを教えられています。
そんな時、豊かさって何だろう~
前を向いて歩くことって何だろう~
改めて家族の絆を考える切っ掛けになっていて、心の力で変わる環境に胸を熱くしております。
被災者の気持ちは、満ち足りた社会の中で暮らす私には解るはずもありませんが、どうか明るい未来が必ず訪れることを信じて、今日を生き抜いてください。
遠くからですが願っております。
それでは、今日はこの辺で終わらせていただきます。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







