雑誌に長板中型(ながいたちゅうがた)の浴衣が掲載されていたもので、記事を書いてみたくなりましたました。
長板とは糊置きをするたに張る長い一枚の板の事を指し、中型は、中程度の大きさの柄を意味します。
染め上がるまでに大まかに分けて、八つの精密な工程を手作業で製作する、江戸時代から続いている染色技法のひとつです。
難しい話はここまでにして、この商品と同じものが店にあるんですね~
そこで、雑誌をまねてコーディネートしてみました。
雑誌では博多織の献上帯を合わせていましたが、私は同じ博多織に紗献上(しゃけんじょう)の名古屋帯を合わせてみました。
献上帯と紗献上帯の違いは織り方で、盛夏時期にふさわしいのはメッシュ織りになった紗献上になります。
いずれも帯芯を入れずに仕立てる単衣帯です。
小物で昼着と言って日中の街着の着こなしにしてみました。
雑誌のように柔らかな色の帯〆と帯揚げでコーディネートすると、上品な感じにまとまります。
また、藍染の濃紺の色を帯〆に持ってくると、浴衣らしい装いになります。
たかが帯〆の色ですが、見比べると 加える色で着物の表情が変わるのがお判りいただけるのではないでしょうか・・・・・
毎日このようなコーディネートの仕事をしていますが、着物と顔映りの関係、着物と帯の色合わせ、そして、その中に加わる帯〆帯揚げ色で成り立つ和服の装い、見立ての複雑さを感じています。
何事も困った時は、専門店さんを頼りにしてくださいね。
とことで昨夜から長女が鎌倉へ遊びに行って、我が家は三人家族になっています。
大学の同級生との旅行で、たまには気晴らしもいいものだと送りだしたのですが、家事を取り仕切る仕事が増え、気疲れしている私です。
仕事と家庭の仕事、慣れたとはいえ、一日が終わるとグッタリしてしまって・・・・・
ゆっくりできる時間が欲しいな~
そんなことをつぶやきながら家路を急ぐ私です。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







