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明日から暦は7月です。
文月(ふみづき)とも言いますが、他にも七夕月(たなばたづき)、七夜月(ななよづき)、愛に逢う月「愛逢月」(めであいづき)ともいうそうです。
これらは七夕にちなんだ7月の異称です。
文月の語源にはいろいろあるようですが、一説には、短冊に歌や字を書いた七夕の行事から「文披月」(ふみひろげづき)ともいい、それが転じて文月となったと言われています。
七月といえば、七夕だったんですね。
また、この月に咲く花の名前から「蘭月」(らんげつ)、女郎花月(おみなえしづき)、
稲穂のふくらみを見る月でもあったので、穂見月(ほみづき)、そして、旧暦では秋の始まりの月だったことから「秋初月(あきはつづき)ともいうそうです。
今では使われない言葉ばかりですが、乙な言葉で暦を表現していた昔の人のことを思うと、これが日本の風情の現れであることがよく解ります。
それにしても「愛逢月」(めであいづき)とはなんてとロマンティックな言葉でしょう・・・
素敵な出逢いが待つ7月になるといいですね。
そして、私も素敵な7月になることを期待し、闘い疲れた私は穏やかに6月を閉じることに致します。
では、お休みなさい。