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毎日同じことの繰り返しで気分転換を図りたいところだが、遅れている仕事を途中にして現場を離れる訳にもいかず、淡々と販促物を作る一日でした。
ようやくその仕事を終え、次は途中になっている四季を楽しむ情報紙「あ・うん」のネタ探しです。
昨日の記事でも呟きましたが、情報を外に出すことってこんなにもしんどいものかと改めて感じている私です。
今日は振袖用の草履とバッグをご紹介してみましょう。
ここにディスプレーした商品を写しましたが、草履とバッグがセットになっているものとは違います。
これらのバッグには同じ模様に鼻緒が付いていて、ぞうり台を選んですげ上げることとなりますが、バッグのみの販売も可能となる商品です。
そのぞうり台がこちらになります。
微妙に台の色が違いますが、他の色も誂えることもできます。
高さは5㎝と6㎝の2種類で横巻きが3段になっています。
中でもおしゃれなのはこちらの草履台です。
黒のエナメルで横巻きに赤のラインが二本、
こちらは金に赤のラインです。
高さは6㎝でぞうり台のお値段が¥29.400となります。(M寸)
簡単な説明で終わりましたが、或るお客様から双子の娘さんの草履とバッグをご準備したいとのご相談をいただきましてね~
足のサイズを伺えば23㎝だというのです。
それも同じ感じのものを用意したいとのことで、既製品を探すのですが適品がとても少ないことに気づかされました。
というのは、市場にある振袖用の草履バッグセットになると、ほとんどがフリーサイズかL寸で、Mサイズの草履が極めて少ないんですね~
そこでオーダーメードの草履をお勧めすることにしました。
ここで足のサイズと草履の大きさを書き記しておきましょう。
22~22.5㎝の方はS寸、23~24㎝はM寸、24.5~25㎝はL寸、25.5㎝はLL寸という捉え方をしていただいてもよろしいかと思います。
あいまいな表現のフリーサイズはM寸とL寸の間をいっているのだと解釈していますが、メーカーによっては限りなくL寸に近いものもあるようです。
このような基準がありながらも、お客様が勘違いするのはぞうりを履いた時の違和感です。
一般的に多きのが、草履を履いた時に足が痛いということから大きめのサイズを選ぶことがありますが、その痛みは鼻緒の素材であったり、鼻緒の長さやすげ方に問題があるからだと思います。
たかが草履かもしてませんが、詳しい専門家がいるお店で選ぶことをお勧めしたいです。
さて、ここで考えてみたいことがあります。
それはS寸に対応する草履が市場には極めて少ないことです。
店のお客様にもS寸が何人かいらっしゃいますが、フルオーダーメイドでお作りしています。
コスト的には標準サイズより一割近く高く付きますが、履きやすいことを考えるとその選択がベターだと思います。
必ずしも私の解釈が的を得ているとは言えませんが、これまでの経験に基づいて記事にしてみました。
どうか参考にしてください。
とにかく、これまであったものが市場から消えていく現象が起きています。
きもの屋として注意深く見守りながらも、その対応にも知恵を使わなくてはなりませんね。
それでは今日はこれで終わりたいと思います。
よい週末をお迎えください。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







