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閉店近くに尋ねてきた仕入れ先の担当者と2時間半近く業界の話をしていたもので、投稿を澄ませるのが遅くなりそうです。
今日は展示会の後始末。
畳や備品をを片づけ、売り場をもとどおりにする作業ですが、4日間の緊張の固まりから解放されたこともあって、ゆっくりと時間が流れていたような気がします。
常連さんのお客様もお越しになられていて、後始末は二の次。
この調子だと明日いっぱいで終わらないかもしれませんね。
今日は士乎路紬(しおじつむぎ)の無地に、国画会会員の「加藤富喜」さんの吉野九寸名古屋帯を合わせてみました。
シンプルなコーディネートに女性の深みを感じておりますが、この魅力にたどり着くまでに随分時間がかかりました。
(「随分おおげさな・・・」、そのようなことを思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。)
その魅力は、濃い紫の真綿紬にもありますが、着物の味を引き出す加藤富喜さんが手がけた帯の織りの技にあります。
絹の柔らかな風合いを残し、糸を浮かして織る浮織という技法を使って独自の世界を創り上げた逸品です。
派手さはないかもしれませんが、味という観点からは一流と言える帯だと思います。
紬をこよなく愛する方に、是非お薦めしたい帯です。
説明が足りていませんが、どうか参考にしてください。
この先は私のひとり言の時間です。
「手を繋ごう」
老いも若きも、子供も一緒に手を繋(つな)ごう。
笑顔で相手の手を堅く握りしめよう。
最後の一人まで優しく握りしめよう。
日本からアジア、そして海を渡って地球を包みこむ大きな輪を造ろう。
もしも、もしもその時、愛の電流が流れたとしたら、
幸せは隣に流れ、喜びを分かちあえるだろう~
苦しみは、みんなで理解しあえ笑顔に変わるだろう~
どこまでも、どこまでも、世界の人が一つになって手を繋ごう。
そして、みんなで理解しあえる仲間になろう。
そして、みんなで幸せになろう。
誰にも語れない悩みた悲しみがあるとしたら、人と手を繋ぐことで心が軽くなればと思って、思い付いた言葉を並べてみました。
明日の日に幸多かれと願いつつ、一日を閉じることにします。
それでは、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







