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今年の雪は積もっては消えるという過ごしやすい冬で、今日もお日様が顔を見せた一日でした。
そのせいか、春が目の前に来ているような気がして心が騒ぎます。
「何をどうすればいいのだろう・・・」埋まらない方程式に想いを広げては、次の一手を模索しています。
興味を持って店に来ていただける店作りって本当に難しいものですね。
それでは今日の投稿です。
春の入卒シーズンを控えていらっしゃるお母様に参考になればと、附け下げ(つけさげ)をコーディネートしてみました。
この附け下げという種類の着物は、フォーマル着の一つで、喜び事にふさわしい着物と言えます。
用途的には入卒や七五三、結婚式などのパーティの席、お茶などの習い事にもお召しになれる略礼装で、華やかな よそ行きの着物って思っていただければよろしいかと思います。
ここに入卒の着物としてアップさせていただきました附け下げは、主役がお子様ということでお母様の着物を控えめな模様にしてみました。
季節感も問わないし、上品な附け下げです。
こちらの模様が着姿の正面の膝辺りに出る模様になりますが、使われている色が春らしくてとても素敵でしょ・・・
そして合わせた帯は着物の格が上がる袋帯。
西陣織りの唐織(からおり)という織り方をしていて、着物と帯の柄と合わせたことでセンスのいいコーディネートになりました。
帯の色合いも素敵でしょ。
ここでは濃い紫系の帯を合わせましたが、金銀系の袋帯も上品でしょうね~
ということで入卒のご準備はこれからだと思いますが、そろそろ何を着るのか考えてみてください。
着物で主席したいとお考えの方で、帯〆や帯揚げ、重ね衿の色の合わせ方など、ご自身で判断ができないところがあれば気軽に声をかけてみてください。
アドバイスさせていただきます。
ところで明日からまた一つ年を重ねます。
その数を数えたくなくて、いつもと変わりなくしていますが、精神年齢はいったい幾つなんだろう・・・なんて自分に問い掛けることがあります。
世の中の常識をあまり知らない、ということから言えば20代。
それ故に自分の世界を持って突き進んでいる姿は40代。
責任の重さを測れば50代。
落ち込む時は70代。
なのに夢を描くときは10代。
どこに現実があるのかな~
あまり先のことは考えず、感謝を忘れずに「今日と明日」を大切にしたいと思っています。
無責任な大人かもしれませんが、寿命に向かう数字を受け止めないでいられたらいいですね。
といいながらも心に留めていただいた方に感謝です。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







