◆
朝晩の肌寒さに暖房を入れることもありますが、日中は青空が広がる穏やかさに満足させられております。
この陽気に、つい、のんびりしてしまって、緊張感を失ってしまって・・・
五月も1/3を過ぎようとしていて、現実に目を受けると焦りを隠しきれません。
次の一手が求められていることを自覚し、浴衣商戦に向けての肉付けを考えているところです。
そこで今日は、高級品と言われる松煙染(しょうえんぞめ)の浴衣をコーディネートしたのでご覧くださ
い。
この松煙染は竺仙さんから出されている品で、市松取りにした中に、花模様を線と、グリーンで色付けした箇所を交互に規則正しく置いた浴衣地です。(綿100%)
これがなんとも小粋でしてね~
帯の合わせ方で、親子でお召しになれるくらいに、年幅も広く、私のお気に入りの品となっています。
他にも特徴としては、六月頃から九月下旬頃まで単衣の着物としても着れることが、浴衣でありながら着物らしい魅力を持ち合わせているのが、この松煙染です。
夏の着物として帯を合わせてみました。
麻の九寸名古屋帯になりますが、帯地の色がとても素敵だと思いませんか?
麻の帯になると、生成り(きなり)が一般的で、これまで市場には無かった色です。
全通柄の模様で、〇柄の幾何学模様に面白味を感じていただけるのではないでしょうか?
表現が正しいか判りませんが、絹の着物のようにハッキリしない色使いのコーディネートとは違い、かすれた感じや、はんなりした感覚に、下町の女性の優しさを漂わせている気がしてなりません。
二点のコーディネート価格はお仕立て代を含めると、127,000円になりますが、それだけの価値がある商品だと思います。
どうか参考にしてください。
今日は余計なことを書かずに、これで閉じたいと思います。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







