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急に気温が上がり、日中は30度くらいあったかもしれません。
昼の着付け教室の時間帯に冷房が入りましたが、冷房は今年初めてです。
昨日との気温差に体が驚いていましたが、夏に近づき始めたかと思うと心が騒ぎます。
今日の記事は、入荷したばかりの新作のべんがら染の浴衣を紹介したいと思います。
こちらの2反は、いずれも竺仙さんが制作したべんがら染で、オレンジ色が際立つ右側の品が初期のべんがら染で、左側の薔薇の模様が、今年初めて市場に出たべんがら染です。
明らかに色が違います。
これは、専門店さんから、べんがら染の色を渋くして欲しいとのご要望が多く寄せられたみたいで、竺仙さんが意図的に大人の色に変えてみたことを、店の担当者は話していました。
初期のべんがら染めを初めて見た時も驚きましたが、この新しい色にも驚かされています。
浴衣というよりかは単衣に着物みたいで・・・
薔薇と唐草のコンビネーションが着物としての魅力を高めているだけではなく、暖色系の色の渋さが、ワンランク上の個性を引き出しているのではないでしょうか?
早速ですが、単衣の着物として帯を合わせてみましょう~
使ってみたのは、麻素材の全通(ぜんつう)名古屋帯です。
これがいいんだな~
どこから見てもこれが綿の浴衣地だとは、誰も想像できないと思います。
この装いだったら、5月の中旬であっても、街着として気軽に着ていただけるのではないでしょうか?
特に色目が面白いでしょ。
この着物と帯をお仕立て上げると、126,000円となります。
どうか参考にしてください。
仕上がった情報紙を持って外回りをしていましたが、この時期のお花がとって綺麗でしれね~
立ち止まっては心を豊かにしていますが、南国の国にいるみたいでしょ・・・
何故が赤いチューリップが一輪。
仲間を探しているように見えて、ちょっと可哀そうに思えました。
新緑の緑は風に揺られ、その表情は風と世間話をしているようで、緑が幸せそうでしたね~
このような花と緑が至る所に咲いていて、楽園を走っている気分で外回りを楽しむことができました。
田舎の風景、季節が変わっても私の目を楽しませてくれるから、心のご馳走になります。
都会のビルディングジャングルにお住まいの方には、味わうことができない世界かもしれませんが、心が疲れたら、田舎に足を向けることも悪くないかもしれませんね。
それではこれにて今日を閉じることに致します。
おやすみなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







