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朝のニュースで京都嵐山の渡月橋が、桂川の水に呑みこまれるのではないかとハラハラしながら見ていました。
嵐山で浸水被害も出たみたいですが、近くで知人が商売をしているもので心配になります。
この台風でせっかくの連休が台無しになった人も多いのではないでしょうか?
私の店も台風の影響なのか、お客様は一件だけで、夕方になって青空が広がるという皮肉な一日となりました。
9月に入り、なかなか安定した天候が続きません。
考えてみると、今年の1・2月の寒波から始まり、夏の猛暑とゲリラ豪雨。
私たちはこの異常気象に振り回せれていますが、見方を変えれば、命あるものすべてが自然に操られているということなのかもしれません。
古代人が天を神と崇めた(あがめた)気持ちがよく解ります。
台風18号が日本大陸を抜けきるまで、東北・北海道の方々は気を緩めることができませんが、大きな被害が出ないことをお祈り致します。
これは濃い紫色の紬無地に、ちりめんの染め帯をコーディネートしたものです。
カジュアルな感じがいいでしょ・・・
来る秋をイメージしたものですが、紬の無地着物というものはおしゃれの基本形の装いではないかと感じています。
着やすいし、帯の合わせ方も簡単で、帯の種類を変えると、装いの表情がガラッと変わるところにも引かれるんだな~
できれば、淡い色と濃い地の2枚あると、春用と秋・冬用として使い分けていただけ、着こなし術も楽しい領域へと入って行くのではないでしょうか?
さて、今回の映像に合わせた帯ですが、ペーズリーの柄が入った更紗(さらさ)柄で、とても趣味性に高い帯です。
色合いもおしゃれでしょ・・・
模様は全通で、無地系の着物に合わせると一段と帯が映えるんだな~
泥染めの大島紬にも相性は抜群です。
ちりめん地の染め帯をお持ちでない方は、「秋がおしゃれを待っている」を合言葉に、興味を持ってみてください。
深みのある味が分かり始めると思いますよ・・・
月一度の「あ・うん」を作り終えたかと思えば、次は10月に開催する「神無月展」の案内作りです。
ここでもまた 頭が混乱していて構成が円滑に進みません。
自分が嫌になっていますが、このハードルを越えないと前には進めないんだな~
分かっているだけにプレッシャーがかかります。
しかし今日はこれで終わりにします。
それではお休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







