「釣瓶落とし」に甦る記憶

 今日も冷房がいる陽気で、秋の涼しさはどこへ行ってしまったのでしょうか?

季節商品を扱う店としては、この時期の暑さは大敵で買い物を鈍らせる感じがしてなりません。

 

そのような中でも頑張っている専門店の話しを仕入れ先から聞かされると、店の在り方が問われていような気がしてなりません。

 

地域の方々が気軽に利用していただける店を作るって、なんと難しいことでしょう・・・

正解がないだけに、見えない敵に苦しめられているのかもしれませんね。

 

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或る本を読んでいて、秋の風情を思わせる一節が心に留まったもので、それを紹介させていただきたいと思います。

 

             釣瓶落とし(つるべおとし)

 

秋が深まり、日が傾いて来たかと思うと、あっという間に空が茜色に染まります。

釣瓶落としは、そんな秋の夕暮れをいうことば。

 

釣瓶とは、井戸から水を吸い上げる滑車を使った桶(おけ)のことですが、日の沈む速さを、井戸の底へ釣瓶がサーッと落ちていくようすにたとえます。

 

公園で遊んでいる子どもたちが、一散に家へ帰った幼い日の記憶に重なるように、真っ赤な夕焼けには胸を締め付けるほろ苦さが。

 

 

秋の夕暮れには、どこか物悲しさを覚えますが、同時に同級生と遊んだ 神社に落ちる夕日を思い出します。

そして急いで家に戻ると、必ずといっていいくらいに仁王立ちの母親がいて、「宿題もしないで遊んでばかりいて・・・」と、叱られたものです。

 

懐かしく思いますが、あの時の夕日が釣瓶落としだったのかもしれません。

 

普段の会話に使うことがありませんが、心に響く言葉に心地よい余韻を残すものでした。

 

豊かさの中に置き忘れてきた日本の言葉。大切にしたいですね。

 

それでは今日はこれにて・・・

お休みなさい。

 

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