顔写真でご挨拶・そして「明日こそ自分の出番が来ると信じて」

 今年のお正月は北陸の冬とは思えない穏やかな天気が続いていて不気味さを感じています。
 
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 開店時に撮った玄関からの風景は、空青く大地には雪のかけらひとつ目にすることができません。
浮かんだ雲が優雅に空を渡り歩き、その切れ間から喜びの声が聴こえてくるようで開放的な一日となったのではないでしょうか。
お蔭さまでこの陽気につられたのか、用意していたお茶菓子が足りなくなる来客となり、笑い声も飛び交う店内は憩いの空間だったかもしれません。

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一方で、情報紙作りや開店20周年の販促物を作りを始めたところで、ゆっこり前を向いて動き出しました。

特に20周年の行事には力が入っていて、ある印刷物に自分の似顔絵を入れようかと思い、その準備をしていると、手伝いに来てくれていた娘が写真がいいと言い始めたもので渋々娘の提案を取り上げることに・・・
なぜ渋ったかと言いますと、自分の写真が嫌いでしてね~
いけ面で若々しい顔をしているのなら積極的になれたのでしょうが、シワやシミのようなものも増え、髪も少なくなって現実を見たくないという単純な理由からです。
しかし生の自分を見ていただくことが大切だと思い始め、娘に写真を撮ってもらうことにしました。
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その写真がこちらです。
ガッカリしている方も少なくないかもしれませんが、すっかりおじさんになってしまいましてね~
ブログにまで顔を出すのは許し難いところもありましたが、新年でもありこの場を借りてご挨拶できればと思いここにアップしてみました。
店内ではほとんどメガネをしていませんが、外出時にはメガネを着用しています。
身長は159㎝と小粒で心も小心者。
まるで指名手配の人間像みたいになりましたがこれが私です。
それでは改めて「新年明けましておめでとうございます。」
私がこの店の店主で、頭の中は仕事のことで一杯になっている男です。
いつも、今日こそ自分の出番が来ると思って店に出てきますが裏切られてばかり、そして毎日ブログで呟いては明日こそ自分の出番だと、輝ける日を夢見ているうちに年を重ねてしまって・・・
目を閉じると、随分遠回りしてきたものだと心に残された足跡の地図が物語ます。
着物の仕事に飛びこんだのが41年前、紆余曲折があって30年前に創業し現在の店舗に拠点を移し今年の4月で20年になろうとしていますが、心から笑えて日よりも、涙を流した日や失ったものもが
あまりにも多過ぎて呆れています。
それでも自分の出番が来ることだけを信じて入口のノブに手をかけ、扉の向こう側から呼ばれる日を待ち望んでいる私はお客様に育てられた着物屋。
いつかキットの気持ちは年の数だけ大きく膨らんだ気がします。
富士山をも飛び越える「ありがとう」の気持ちと天の先をも突き抜ける「願いの矢」を持って、心にある地図を歩いてみたいと思います。
明日から通常の経済活動が始まりますが、どうか長い目で見守っていてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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